マーベラス(7844)2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)


2021年3月期  第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第2四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第2四半期 決算説明動画(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第2四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)

FACTBOOK(2021年3月期 第2四半期)(マーベラス:PDF)

 

■全社:減収増益。

アミューズメント・音楽映像は新型コロナウィルスの影響で収益悪化、オンライン・コンシューマゲームがカバー。

通期予想をレンジ形式で初開示。前期並み・以上の収益は確保できそうな感じ。期末配当未定。

 

■オンライン:増収増益。

『一騎当千エクストラバースト』は、ゲーム内環境の安定化を優先し、現時点では計画を下回る推移。

 

■コンシューマ:減収増益。

ゲームソフト新作なしも、『牧場物語』リメイク海外Steam版好調、リピート好調。

アミューズメントは新型コロナウイルスの影響を受けるも、『ポケモンメザスタ』は『ポケモンガオーレ』の初動超え。

 

■音楽映像:減収減益。

1Qからの黒字が大きいものの、2Q[7月~9月]も黒字。ステージは7月より順次再開。

『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完』パッケージ好調スタート。

 

 

<連結経営成績>(累計)

 

売上高

%

営業利益

%

経常利益

%

四半期純利益

%

H30 Q4

25,291

△13.9

5,147

△10.6

5,105

△12.1

3,513

△15.6

 

2019 Q1

6,296

+30.6

650

△8.2

699

△1.6

440

△16.7

2019 Q2

13,314

+20.9

2,767

+56.8

2,870

+60.9

1,941

+57.0

2019 Q3

20,193

+16.1

4,210

+42.1

4,285

+43.3

2,842

+40.4

2019 Q4

26,777

+5.9

4,706

△8.6

4,791

△6.2

3,351

△4.6

                 
2020 Q1

4,518

△28.2

662

+1.8

618

△11.6

343

△22.0

2020 Q2

10,836

△18.6

1,264

△54.3

1,247

△56.5

743

△61.7

2020 Q3

18,546

△8.2

2,111

△49.9

2,135

△50.2

1,336

△53.0

2020 Q4

25,365

△5.3

2,449

△48.0

2,502

△47.8

1,797

△46.4

                 
2021 Q1

4,668

+3.3

890

+34.4

891

+44.1

593

+72.8

2021 Q2

9,419

△13.1

1,699

+34.4

1,678

+34.5

1,160

+56.0

2021 Q4

21,000

23,400

△17.2

△7.7

2,450

3,000

0.0

22.5

2,450

3,000

0.1

19.9

1,800

2,100

0.1

16.8

単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)

 

画像Ver.

marv2021q2

 

各セグメントの数字は決算説明資料Fact Sheetに乗ってる数字が分かりやすいかなということで
こちらを載せてみます。クリックで拡大します。

marv2021q2_2 

marv2021q2_3

 

marv2021q2_4

 

決算説明資料から 各事業 2021年3月期の取り組み(抜粋)

 

<オンライン事業>

■2Q

・1Qに引き続き堅調推移で、前期における不採算タイトルの整理等から、前期比増収増益

・ 『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』や『剣と魔法のログレスいにしえの女神』等、既存タイトルは堅調維持

・ 5月配信開始の『一騎当千エクストラバースト』は計画を下回る推移

・『Fate/EXTELLA』、『Fate/EXTELLA LINK』をiOS・Android用ゲームアプリとして7月配信開始

 

■3Q以降

・ 既存タイトルは引き続き安定運営に努め売上確保を図る

・『一騎当千エクストラバースト』は年末に向けてプロモーションを強化

・新作ゲームアプリ『千銃士:Rhodoknight』の事前登録を開始(正式サービス開始日は未定)

 

<コンシューマ事業>

■2Q

・ゲームソフトのリピート販売、『牧場物語 再会のミネラルタウン』海外版・PC版の好調により利益増

・一方で、新型コロナウイルスの影響を受けたアミューズメントの売上が減少し、セグメントでは前期比減収増益

・『牧場物語 再会のミネラルタウン』の北米・欧州版、Windows PC (Steam)版を海外子会社より7月発売、好調セールス

・新筐体『ポケモンメザスタ』を9月17日稼動開始、前作『ポケモンガオーレ』の初動を上回る好調なスタート

(といってもガオーレの最初はあまり人がいなかった気もするけれども)

 

■3Q以降

・和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』を11月発売予定(国内・アジア・北米・欧州:11月)

・シリーズ初のNintendo Switch向け完全新作『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』発売決定

(日本・アジア:2021年2月、北米・欧州2021年3月)

・年内発売を予定していた『ルーンファクトリー5』はクオリティアップを図るため来年5月へ発売延期

(年内予定→2021年5月20日予定)

・新筐体『ポケモンメザスタ』の運営に注力、『ポケモンガオーレ』は中国展開決定(この冬よりとのこと)

 

<音楽映像事業>

■2Q

・ 新型コロナウイルスの影響で中止が続いていたステージ公演は、政府・地方自治体の方針や、全国公立文化施設協会のガイドライン等に従った上で、7月より一部公演を再開

・1Qにおいて前期公演の一部タイトルの収益計上や、パッケージ商品発売等があり、一定収益は確保

 

■3Q以降

・音楽映像部門においては、TVアニメ『アクダマドライブ』を10月8日より放送開始、3月公開より延期していた『映画プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』を10月31日公開

・ステージ部門の新しい取り組みとなる、オリジナルコメディ作品のドラマ『ハンサムセンキョ』を10月7日より放送開始

・「PERSONA5 the Stage」の新作を10月公演実施、11月以降も新作・シリーズ作品等複数公演を準備

 

 

<Air-be blog特別コラム:テンセント20%出資の影響力>

「マーベラスが中国企業の傘下になった!」とか「マーベラスがテンセントの子会社になった!」

みたいな書き込みやTweetを見かけることがありますが、どちらも誤りです。

 

20%出資でテンセントの関連企業会社となり、

テンセントの連結決算にマーベラスの損益が出資比率分加算されるようにはなりますが、

逆にそれくらいではないでしょうか?

取締役も一人テンセントから派遣されていますが、それでマーベラスを支配できるわけではありません。

 

マーベラスがテンセントから出資を受け入れる時の有価証券届出書(EDINET:金融庁:PDF)

テンセントの出資時の流れは、以下の通りです。

・Tencent Holdings Limited 完全子会社 の Image Frame Investment (HK) Limited と資本業務提携

・当社の主要株主である株式会社アミューズキャピタル及び中山隼雄氏(個人)により当社株式の売出しを行う

・Image Frame Investment に1株576円で8,623,300株を割り当て(本第三者割当増資後の発行済株式総数に対する割合 13.86%)

・アミューズキャピタル及び中山隼雄氏の賛同も得て、その保有普通株式 3,543,100 株を本売出しにより Image Frame Investment に譲渡

=49億円の出資で、マーベラスの20%の筆頭株主へ

 

5【第三者割当後の大株主の状況】をみると

Tencent Holdings Limited 完全子会社 の Image Frame Investmentが

20%の議決権で単独筆頭株主ではありますが、

中山隼雄氏=アミューズメントキャピタル(元セガ社長、パソナ元会長、AQインタラクティブ創業)

中山晴喜氏=アミューズキャピタルインベストメント(マーベラス創業・元会長/社長、隼雄氏の息子)

の中山一族の数字を足すと14.98+9.04+6.35+3.02=33.39%の議決権があるんですよね。

議決権が33.3%超というのは経営上重要で、33.3%超あると株主総会での特別決議を拒否できるので、

抑止力になっているわけです。

会社法下の保有割合と株主の権利等(大和総研:PDF)

今更聞けない財務用語シリーズ(27)『出資比率』(住商アビーム自動車総合研究所)

議決権の割合によって会社にどういう影響があるのかは上記を参考にしていただければ。

100%、66.6%、50.1%、33.3%あたりがキモでしょうか。

 

 

チャイナリスクは日を追うごとに脅威になりつつありますが、

時系列を整理すると出資は時間の問題だったのかなと思います。

役員紹介(マーベラス)

現社長の許田さんは2018年5月から Tencent Japan合同会社 特別顧問(現任) 。

『牧場物語』モバイルゲーム展開に関するライセンス契約をテンセントゲームスと締結(マーベラス)

2019年3月にテンセントとは「牧場物語」ですでに関係があり、

マーベラスはモバイルの「牧場物語」ではIPの使用許可と素材の提供にとどまります。

 

テンセント側の取得理由としては、

・グローバル展開可能な新規 IP の創出及び育成

・日本の独特な文化の理解と中国市場における事業展開

と記載がありますので、今後日本市場を狙っていく際に出資して、マーベラスなどで勉強しますということでしょうか。

テンセントマネーで他社IPゲームを作るわけですから、関係強化はしておきたいよねというのは理解できます。

(他社が出資してIP元を取っていきめんどくなる形もあり得るわけで)

 

 

Q.マーベラスはテンセントから出資を受けないといけないほど、お金に困っているの?

A.マーベラス自体の業績はどうか?となると

ソーシャルゲームのヒット作に恵まれず、利益は右肩下がりではありますが、

現在のマーベラスの形(合併後)になってからずっと黒字かつ現金も100億以上あります。

たとえ今期赤字(規模にもよりますが)でもびくともしません。大手と比べちゃうとそりゃ雲泥の差ですけども。

 

Q.テンセントから調達した資金は何に使うの?

A. テンセントとの資本提携時の資料に新規IP創出及び新規事業展開に39億0700万円、

既存IPのグローバル展開に10億円使う

と書いてあります。

「新規 IP の創出にはコンシューマゲームコンテンツの新規開発が最も有効な手段の一つと考え、

次世代型家庭用ゲーム機とともにマルチプラットフォーム対応の次世代ゲームを制作し、

さらに世界展開を狙えるだけのハイエンド機向け新規タイトルの企画・開発に取り組むことといたしました」

などと書いてあります。

 

marv5

 

また株主総会(マーベラス:PDF)で、「テンセントの資本提携で制作の制約はあるの?」と聞きましたが、

・新しいIPを作っていく

・特段の制約は今のところない

・ゲーム以外ではマーベラス側から提案し、テンセントが合意すれば行うことができる

・(マーベラスが)IPを作っていくことについてはゲームが一番作りやすいのでゲームからスタート

ということでした。

出資されたお金の範囲では、テンセント側からと何かこれを作っていうわけではなくて、

お金渡すからマーベラス側で考えて新しいIP作ってよという感じに感じました。

もちろん出資したお金以外では、マーベラスがゲーム以外のコンテンツを作ることは可能です。

 

9月には本日の一部報道について(マーベラス:PDF)というリリースも出して、

中国向けのゲームを開発するという報道にも、明確に否定のリリースを出しています。

中国向けは基本的にはテンセントグループが作ればよいわけです。

 

※このコラムは2020年10月30日現在の情報をもとに書かれています。

マーベラス(7844)2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)


2020/08/08 Update

四半期報告書-第24期第1四半期(2020年4月1日-2020年6月30日)(マーベラス:PDF)

遅くなりましたが四半期報告書が公開されてましたので、更新。

 

2020/07/31 Post

2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第1四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第1四半期 決算説明動画(マーベラス:動画+音出ます)

2021年3月期 第1四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)

FACTBOOK(2021年3月期 第1四半期)(マーベラス:PDF)

予想に反して?増収増益。

オンライン事業は、ログレスの『魔法少女まどかマギカ』コラボ好調。

コンシューマ事業は、アミューズメントの『ポケモンガオーレ』が大きく影響をうけたものの

ゲームソフト販売部門のリピート販売+Steamサマーセールが好調で増益確保。

音楽映像事業は、アニメ延期、ステージ制作部門で中止も黒字確保。

好調だった部門がCOVID-19の影響を受けたけど、不調だった部門が盛り返してカバーする熱い展開(ここまでは)

 

 

<連結経営成績>(累計)

 

売上高

%

営業利益

%

経常利益

%

四半期純利益

%

H30 Q4

25,291

△13.9

5,147

△10.6

5,105

△12.1

3,513

△15.6

 

2019 Q1

6,296

+30.6

650

△8.2

699

△1.6

440

△16.7

2019 Q2

13,314

+20.9

2,767

+56.8

2,870

+60.9

1,941

+57.0

2019 Q3

20,193

+16.1

4,210

+42.1

4,285

+43.3

2,842

+40.4

2019 Q4

26,777

+5.9

4,706

△8.6

4,791

△6.2

3,351

△4.6

                 
2020 Q1

4,518

△28.2

662

+1.8

618

△11.6

343

△22.0

2020 Q2

10,836

△18.6

1,264

△54.3

1,247

△56.5

743

△61.7

2020 Q3

18,546

△8.2

2,111

△49.9

2,135

△50.2

1,336

△53.0

2020 Q4

25,365

△5.3

2,449

△48.0

2,502

△47.8

1,797

△46.4

                 
2021 Q1

4,668

+3.3

890

+34.4

891

+44.1

593

+72.8

2021 Q4

未定

未定

未定

未定

 

単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)

 

画像Ver.

marv2021q1

 

各セグメントの数字は決算説明資料Fact Sheetに乗ってる数字が分かりやすいかなということで

こちらを載せてみます。クリックで拡大します。

 

 

marv2021q1_2

marv2021q1_3marv2021q1_4

 

各事業 2021年3月期の取り組み(抜粋)

<全社>

・テンセントグループとの資本業務提携(2020/05/25)

 

<オンライン事業>

■1Q

・『シノビマスター閃乱カグラNEW LINK』は好調を維持

・『剣と魔法のログレスいにしえの女神』は6月実施のコラボ効果で前1Qを上回る売上に

・新作アプリ『一騎当千エクストラバースト』を5月末より配信開始、立ち上がり順調

 

■2Q以降

・『ガール・カフェ・ガン』は7月22日付で西山居社へ配信・運営を移管

・新作『 一騎当千エクストラバースト』の主力化に注力

・『Fate/EXTELLA』、『Fate/EXTELLA LINK』をiOS・Android用ゲームアプリとして7月配信開始

→コンシューマ版の移植+買い切り型

 

<コンシューマ事業>

■1Q

・新型コロナウイルスによる影響でアミューズメントの売上が減少したものの、

ゲームソフトは巣ごもり需要もあり、リピート販売が伸長し増益

・『Rune Factory 4 Special』等、旧作のリピート販売や米国子会社においてSteamサマーセールが好調に推移

・『ポケモンガオーレ』は新型コロナウイルスによる外出自粛や店舗休業に伴う稼動停止でインカムが低下

 

■2Q以降

・『牧場物語再会のミネラルタウン』の北米・欧州版、Windows PC (Steam)版を海外子会社より7月発売

和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』を11月に、シリーズ最新作『ルーンファクトリー5』を年内に発売予定

新筐体『 ポケモンメザスタ』を今秋以降稼動開始予定、それに伴い『ポケモンガオーレ』は稼動終了予定

 

<音楽映像事業>

■1Q

・新型コロナウイルスによる影響でアニメが一部放送延期にステージ公演も1Qの公演が全て中止・延期となり

減収減益ただし、前期公演の一部タイトル収益の今期計上や、前期公演分のパッケージ商品発売等により、

一定収益は確保

・ステージは、4月以降複数の公演が中止または延期に

 

■2Q以降

・『アクダマドライブ』を10月より放送開始予定 → 公式HP(主幹事はNBCユニバーサルっぽい)

・8月公演予定の大型イベント「刀剣乱舞-ONLINE-」五周年記念「刀剣乱舞大演練」は今年の公演実施を見送り、今後は政府・地方自治体の方針や全国公立文化施設協会のガイドライン等に従いながら公演実施の可否を判断

 

<新型コロナウイルスの影響>

■2020/05時点の認識

>・オンライン、コンシューマゲームにおいては、新型コロナウイルスの影響は限定的

>・アミューズメントは、国内外の店舗休業による筐体の稼働停止や外出自粛要請によりインカムが大幅に落ち込む等、影響大

>・音楽映像・ライブエンターテイメントにおいても大規模イベント自粛要請により、イベントや舞台等の中止が発生、長期化により影響拡大の懸念

 

■2020/07時点の認識

・オンライン

巣ごもり需要は落ち着く見込みではあるものの、引き続き好調維持に努力

 

・コンシューマゲーム

コンシューマゲームにおいても好調維持に努力

・アミューズメント

緊急事態宣言解除後、回復傾向にはあるものの、今後の状況次第では再び影響が拡大する可能性あり

 

・音楽映像

劇場版アニメの公開延期や関連商品の発売延期、ライブの中止等通期業績へ影響

・ライブエンターテイメント

政府・地方自治体の方針や全国公立文化施設協会のガイドライン等に従いながらの公演を実施予定も、

観客動員数制限等や感染再拡大の懸念もあり、厳しい状況が続く見込み

 

 

<特別損失がどこまで膨らむか、抑えられるかがポイントとみる believeはこう見る>

前期に2020/04~5月に公演予定のもので、公演中止損失等で2億2500万円を計上していて、

今期1Qの公演中止損失等は1200万円で抑えられている感じ。

 

現在は5000人以下か、会場キャパシティーの50%以下ということで、

・舞台が公演できる:チケット価格が上げられないなら公演ベースではおそらく赤字+会場対策費も重荷、

グッズ+パッケージなどで黒字にもっていけるか?

・舞台が公演→途中COVID-19の影響などで公演中止:一番業績には影響が出そう

・舞台を前もって公演中止=一番業績には影響が少ないけど、今後プラスだと思われるパッケージなどは出ない

 

またどのパターンでも、配信などでカバーができるかですね。

今までの公演貯金で1~2年は頑張るしかなく、それでも新しいものは作っていかないといけないということで

本当ミュージカル・舞台は厳しいですよねぇ。

1Qは公演がなかったから黒字だったっていうのは十分ありえると思うんですよね。

前期公演の一部タイトル収益の今期計上や、前期公演分のパッケージ商品発売等もあったということですし。

公演をやると決めたものは、とにかく最後まで無事に完走できるのを祈るばかりです。

2Q以降の音楽映像事業に注目ですな。

 

今年は『天穂のサクナヒメ』『ルーンファクトリー5』など

農業で乗り切れるか、農業パワーが炸裂するか・・・今期はマジでキーは農業なのでは?と思っております。

マーベラス(7844)第23回定時株主総会(2020年)


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2020/06/30 Update

2020 年 6 月 23 日開催 第 23 回株主総会 質疑応答要約(マーベラス:PDF)

こちらが株主総会で出た質疑応答の正式回答となります。

 

2020/06/24 Update

第23回定時株主総会 議決権行使結果(以下、マーベラス:PDF)

第23回定時株主総会 決議ご通知

有価証券報告書 ‐ 第23期(2019年4月1日 ‐ 2020年3月31日)

第23回定時株主総会 プレゼンテーション資

2020年3月期 事業報告書

資料が更新されてましたのでUpdateします。

 

2020/06/23 Post

新型コロナウイルス感染症で、可能な限り事前に議決権行使を行ってくださいと言われているなか、

株主総会に行くか迷ったのですが、感染者も落ち着いて推移してましたので、

体調を整えて+マスク装備で行ってきました。

 

第23回定時株主総会 招集ご通知(マーベラス:PDF)

第23回定時株主総会 招集ご通知に際してのインターネット開示事項(マーベラス:PDF)

2020年6月22日掲載 経営近況報告資料(マーベラス:PDF)

株主総会のQ&Aについては後日アップされましたら更新いたします。

 

marv_2020

新型コロナウイルス感染症関連でお土産はなし。(今年はお土産ある株主総会はほぼないのでは)

株主総会後の経営近況報告会についても中止。

 

過去のレポートについては 2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年

2011年(株主総会経営近況報告会)、2010年(株主総会経営近況報告会)、2009年(株主総会経営近況報告会

2008年以前はブログじゃないのでリンク略で。

 

決算短信等の情報については当blogのものですが以下に。

マーベラス(7844)2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (Air-be blog)

 

受付前に検温を行って手続きを進める形でした。

株主総会前に45分程度で株主総会を行う予定とアナウンス。

例年に比べて席が離されていて、質問用のスタンドマイクが数か所に設置されていました。

(いつもはマイクを担当の方が持ってきてくれる形で、今回は質問のたびに消毒が行われていた模様です)

会場のドアは換気するために総会中もオープンと、配慮されている形でした。

出席した株主は15~20名程度でしょうか。

可能な限り事前に議決権行使を要望+お土産がないことが影響してる感じ。

 

 

<株主総会>

定刻通り15:00スタート。

例年に比べて説明が必要最低限となっていました。

招集通知に関する内容の事業報告映像が流され、前期についての事業報告が行われました。

 

株主総会の議案についての説明が行われました。

第1号議案:取締役9名選任の件

第2号議案:社外取締役の報酬額改定の件

 

以下は株主総会の議案についての説明後の質問です。

メモにとった内容なので、違う部分がある可能性があるのと

ニュアンスを違った感じでとらえている部分もあるかもしれませんがご了承ください。

全ては載せられないので話の前後が抜けている場合もあります。

質問は1回につき1問でした。

 

以下の太字は私が勝手に太字にしたもので、意図はありません。

()内についても私の補足だったり、心の声だったりです。

 

Q1. テンセントとの資本提携で質問です。
ゲームやアニメ・舞台等で、製作や制作で制約がかかることはありますか?
また資本業務提携のプレスリリースでは、主にゲームについて提携の記述でしたが、

舞台等の提携もあると考えていいのでしょうか?

→ 参考:Image Frame Investment (HK) Limited との資本業務提携、第三者割当による新株発行、株式の売出し並びに主要株主、主要株主である筆頭株主の異動及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ(マーベラス:PDF)

 

A1. (回答:許田代表取締役社長)

制約はほぼありません。新しいIPを作って(テンセントに)提案を行っていく。

ゲーム以外についても提案を行うが、ゲームがメインで当社が得意なので、ゲームで作っていく。

 

 

Q2. アニメや舞台について

新型コロナウイルス感染症でアニメ制作の遅れが出ているがどういうものなのか、

いままでの制作(体制)に戻れるのか、第二波・第三波が来た時にどうするか。舞台についても教えてほしい。

(検索したら質問した方のTwitterが出たので、載せてみます)

 

A2.(回答:松本常務取締役 音楽・アニメ担当)

原因と対策について

他現場についても止まった。アニメ制作は三密の現場になりやすく(アニメ制作・アフレコ現場)で

三密を防ぐためにストップ。最大9週間ストップしたが、今は正常に動いている。

アフレコの現場では人数制限を行い、ディレクションも最少人数・webを活用して外部チェックを行っているが

とても時間がかかっている。

 

(回答:小川上席執行役員 ライブエンターテイメント事業部長)

政府等から出ている劇場ガイドラインに基づいて、7月から舞台を再開。

稽古が時間を時間割のように区切って、人を少なくして対応。一同合わせる機会を減らすようにしている。

マスク・フェイスガードを使用する。消毒スタッフを増員し、50%の客入れを準備。

 

(回答:許田代表取締役社長)

補足で、お客様・写真・キャストの安全を守りながらやっていく。業績も難しい。

 

 

Q3.オンライン事業の「ログレス」について

「ログレス」を配信して6年、ユーザー数が減ってきている。

「ログレス物語」もリリースしたが、2つのアプリでユーザを食いつぶさないのか?なぜ出したのか?

ノベルアプリについては何で出さなかったのかどういう判断だったのか?

 

A3. (回答:許田代表取締役社長)

「ログレス」6年が経過し、ユーザが離れられた人もいて、新しい「ログレス物語」を出した。

満を持して出したが、「ログレス」が浸透してて、既存ユーザには認められなかった。

ユーザ志向の分析を行う。社長の責任で出したが、申し訳ないが失敗。

 

ノベルアプリ作っている時は、新しいジャンルとして適当という判断をしていた。

そこまで市場が伸びてない。アプリは制作時よりリリース後の方が経費がでるので中断という社長判断とした。

 

 

Q4. 現在は実況動画の一般人による配信などは一切許可していないと認識していますが、
自社IPのタイトルについては
ガイドラインなどを整えて投稿・配信・収益化可能まで踏み込んでほしいと思いますが、
こちらのどういう考えで止まっているのか、スタンスについてはいかがでしょうか?

 

A4. (回答:猪野執行役員 オンライン事業部長)

オンラインは自社IPについてレギュレーションで禁止を禁止をしていない。

他社IPが絡むものはタイトルごとに版元と調整している。

(コンシューマについては回答を社長が促すような場面もあったが、回答は得られず)

(正式回答を待ちたいですが、ゲーム動画を配信・収益化しても大丈夫ですか?)

 

 

Q5. 新任社外取締役について

新任の社外取締役が2名就任しますが(テンセントからシン・ジュノさん、フジテレビに在籍していた種田さん)

テンセントからの方は期待しているが、種田さんについて教えてほしい。

 

A5. (回答:許田代表取締役社長)

フジテレビジョン時代の実績を活用させていただき、

ゲーム・ベンチャーとのかかわり・パイプを持っているのでお願いした。

 

株主総会の質問は以上で、第1号、第2号議案は賛成多数で可決。

新任取締役の紹介等はカットされました。15:43頃終了し、予定通り終了となりました。

 

 

<勝手なヒトコト>

新型コロナウイルス感染症の影響で本当最低限という感じですが、無事開催・終了できてよかったですね。

 

経営近況報告会がなかったことであまり踏み込んだ質問はなかったですが、

新型コロナウイルス感染症とテンセントの資本提携と大きな出来事があったわけで、

質問したかった株主は多かったのではないかなと思います。

収益が安定していた分野が難しい状況ですが、ピンチはチャンスとも言いますので、うまく乗り切って

テンセントに使われ・使いつつマーベラス!なコンテンツを期待したいですね。