平成21年3月期 決算短信 任天堂(7974)
・平成21年3月期 決算短信(Nintendo:PDF)
あの金融危機+円高でも過去最高益。
売上高:1兆8386億(+9.9%)、営業利益:5552億6300万円(+14.0%)、
経常利益:4486億9500万円(+1.8%)、当期純利益:2790億8900万円(+8.5%)。全ての数字が過去最高に。
期中平均レートは1ドル=100.54円、1ユーロ=143.48円。
DSは平成21年3月期(H20/4/1~H21/3/31)で3118万台販売、累計1億178万台販売。
ポケモンプラチナ、星のカービィウルトラデラックスが欧州未販売ながら375万本、236万本販売。
国内で販売されたリズム天国ゴールド、わがままファッション ガールズモードが好調。
脳トレ+もっと脳トレが平成21年3月期だけでも731万本、累計販売本数が3112万本販売。
Wiiは平成21年3月期に全世界で2595万台販売、累計5039万台。
マリオカートWiiが1540万本、どうぶつの森Wiiが338万本、Wii Musicも265万本販売。
Wii Fitが1637万本販売、累計1822万本販売。
トランプ・かるたは32億円の売り上げ。(これは外せないポイントですよw)
次期予想は売上高:1兆8000億円(-2.1%)、営業利益:4900億円(-11.8%)、経常利益:5000億円(+11.4%)、当期純利益:3000億円(+7.5%)見込み。想定レートは1ドル=100円、1ユーロ=130円(ちょっと想定レートは甘めですね)
DSのゼルダの伝説 スピリットトラックス(仮称)、WiiはWii モーションプラス+Wiiスポーツリゾートが登場。
次期のハード販売予定はDSが3000万台(当期:3118万台)、DSソフトが1億8000万本(当期:1億9731万台)、
Wiiが2600万台(当期:2595万台)、Wiiソフトが2億2000万本(当期:2億458万本)販売予定。
<関連記事>
・任天堂が決算発表、売上・利益ともまた過去最高を更新(Engadget)
画像が(・∀・)イイ!!
・任天堂の今期営業利益は11.8%減へ、円高進行で(ロイター&Yahoo!)
>記者会見した岩田聡社長は、今期の減収減益の見通しについて
>「ビジネスの規模が成長しないと判断しているからではなく、為替による影響を見込んでいる」と説明した。
・任天堂:今期は営業減益へ、市場期待に届かず-ゲーム機販売減速(2)(Bloomberg)
>据え置き型ゲーム機「Wii」の伸びが鈍化し、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」は販売台数が初の減少に転じる。
>国内で普及率が5人に1人まで達しているDSと比較しながら
>「Wiiはポテンシャルが大きくあるにもかかわらず勢いがない」と述べ、
>今後有力なソフトが出るタイミングで「何としても盛り返す努力をする」と語った。DS、Wiiの近い将来の値下げは否定した。
勝ち組は勝ち組でさらなる成長を求められ予想屋の予想に到達しないと勝手に失望されて株価下落。
株式市場恒例の行事とはいえ違和感をずっと持ち続けたいものですw
2009/05/10追加
・任天堂株式会社 2009年3月期 決算説明会(2009年5月8日 開催)参考資料(Nintendo:PDF)
3ページ目からハードの販売数のグラフ。販売の桁が国内と米国、その他とは桁が違うんだなぁ。
5ページからは当期ミリオンセラー自社タイトル。脳トレに任天犬はよく売れるなぁ。
レベルファイブのレイトンシリーズは海外では任天堂が発売・販売。当期140万本、累計165万本売れててウハウハですな。
6ページは為替情報。一番売れる3Q(2008/10/1~2008/12/31)が一番為替きつかったんだな。
8ページはこれから売っていくソフト。Wii Sports Resortは6月予定のまま。まだ動きないっすなぁ。
9ページはサードパーティのこれから発売されるソフト。アークライズファンタジアの名前もありますねー。
・2009年5月8日(金) 決算説明会 任天堂株式会社 社長 岩田聡 講演内容全文(Nintendo)
・任天堂株式会社 2009年3月期(第69期)決算説明会(Nintendo:動画)
動画は見てないのでテキストだけの情報なのですが・・・。
任天堂の成長は止まったのか?日本ではWiiは失速?DSも以前のようには売れていない?
海外でDSやWiiは売れ続けるのか?日本市場は海外市場の先行指標になる?
国内・海外ソフト販売1stパーティ、3rdパーティの比率など気になる点について社長さんが解説なり。
<関連記事>
・任天堂、過去最高益でも株価反落、ソフト「弾切れ」に懸念(アニメニュース Japanimate.com)
スクエニの空いた枠が大きいけどポケモンやらまだまだソフトは出てきそうだけど懐疑的になるのも分かるかなぁ。
2009/05/11追加
・2009年3月期 決算説明会 質疑応答(Nintendo)
Q2:DS Liteの値下げについて
A2:計画してないお
Q4:Wiiソフトの今期の4000万本の増加について
A4:ただマーケット全体が成長できると見ているのは、任天堂がソフトを用意しているからですということは申し上げられると思います。
めっちゃ強気やん!
Q5:Wiiのメモリが足りないのを対応してくれてどうもありがとうございました。40本以上ダウンロードしていて
かなり容量が足りなかったので、本当にありがたい処置で、まずはお礼を申し上げたい。(またおまいか!w)
→2008年3月期 決算説明会 質疑応答(任天堂:2008/04/25)
Q6の方ですねわかります。
Q8:岩田社長から見たiPhoneの評価と現在の任天堂のWiiウェアなりDSiウェアの手応え、今後の展望について。
A8:iPhoneはDSのライバルではないんじゃないかなぁ。2~3年でお店でソフトは売ってないということにはならないのでは。
iPhoneを触った感想としては「とても魅力があるけれども、任天堂(の製品)ほど幅広い万人受けを意図してつくられたものではないのではないか」
Q12:海外での中古マーケットの拡大について、ある面でちょっとアイデアが枯渇してきているのではないか?
A12:すべての数字で過去最高ですという業績を発表した席で、「御社はアイデアが枯渇しているんじゃないか」と言われる会社は、世界中で任天堂ぐらいではないかと思うんです。