>VALUE DOMAIN/XREA/AccessAnalyzer 不正改竄問題の流れ
ということでAccessAnalyzer使ってるうちのサイトですが、AccessAnalyzer(アクセス解析)へのリンクを外しました。
+アクセスカウンターもXREAのやつ使ってましたが外しました。
(VALUE DOMAIN/XREAも使ってるけど閲覧してくれる人は関係ないと思います)
基本大丈夫だとは思いますが、念のためウィルスチェックをかけていただけると完璧です。
またサイトを運営してる人がいてAccessAnalyzerを使ってる人がいたら念のため外すことを推奨します。
ちょっと対応遅くなっちゃってすいませんでした。使いやすかったけど大手サービスに移った方がいいかなぁ・・・。
・平成21年5月期 決算短信(IGポート:PDF)
・連結業績予想との差異及び前期個別実績との差異に関するお知らせ(IGポート:PDF)
・09/08/24 有価証券報告書 ‐ 第20期(H20.6 ‐ H21.5)(IGポート&考える株式投資:PDF)
2009/08/24 NEWSにも関連記事がある(Air-be)のでこちらからもリンクしておきます。
さらに2009年5月期 決算説明会 資料(IGポート:PDF)が8月26日に公開されていました。
グラフがかなり詳しく出ていておもしろいと思うので興味のある方はぜひ。
版権収入比TOP5はスカイ・クロラ、攻殻S.A.Cシリーズ、エヴァンゲリオン、テニスの王子様、図書館戦争。
アニメ市場の現況が分析されていて
・DVD販売が70%、海外販売10%、商品化10%、ネット配信5%、CS・BS放送5%。
DVD販売に依存と書かれてます。
・市場規模は縮小を続けていて、HDDレコーダーの普及、ネット配信の伸長で
アニメDVDを買い揃えて所有するという消費モデルが消滅しつつある。
個別のヒットの規模も小さくなりつつあるのが現状らしい。
・北米市場も2005年をピークに下がり続けている状況。日本でヒットしても北米では売れないケースも。
・TV放送も減少傾向。
2クール(26話)から1クール(13話)のTVシリーズが大幅に増加しつつある。
完全新作ではなく一度ヒットした作品の続編(第2期)的な作品が大幅に増加。
アニメーションが収益を上げにくくなる中、アニメ制作費も削減される傾向に。
制作がメインのIGポートにとって苦しい感じですねぇ。
作品への出資やマッグガーデンの原作権が今後の鍵だけどあまりヒット作品に恵まれないというか・・・。
--
IGポート=プロダクションI.G、XEBEC(ジーベック)、マッグガーデンの持ち株会社。
平成20年5月期→平成21年5月期(2008/10/10時点予想)→平成21年5月期(実績)→平成22年5月期(予想)
売上高:66億3500万円→74億0000万円→71億0800万円(+7.1%)→63億7900万円(▲10.3%)
営業利益:4億3100万円→2億7000万円→1億4700万円(▲65.8%)→6900万円(▲53.2%)
経常利益:4億6700万円→1億9000万円→1億2800万円(▲72.4%)→8800万円(▲31.7%)
当期純利益:2億0000万円→5000万円→2200万円(▲88.6%)→6900万円(+202.6%)
比較的堅い予想を出すI.Gですら平成21年5月期は予想から大幅下方修正。
平成20年5月期からは各利益が6割~約9割減少。さらに平成22年5月期(予想)も回復が鈍い。
アニメ制作儲からないっすねぇ。(制作タイトルが悪いのか、コストが高いのか)
☆下方修正の理由
売上高:
・第4四半期に見込んでおりました映像制作事業における4月放映開始のテレビアニメの制作が1シリーズ中止となったこと(?)
・同期に見込んでおりました版権事業における大型劇場作品の海外販売による収益分配が来期になったこと(スカイ・クロラ?)
・出版事業におけるコミックスの刊行点数が減少したこと
利益面:
・映像制作事業における4月放映開始テレビアニメの初期話数の売上総利益が減少したこと(BASARAに力入れすぎた?)
・版権事業における利益率の高い収益分配が計画に対して遅延したこと
☆平成21年5月期制作
・劇場アニメーション3タイトル
・テレビアニメシリーズ10タイトル
・ビデオ用アニメ5タイトル(OVAやOADっぽい)
・実写テレビシリーズ1タイトル
・その他ゲーム用・CM用アニメーション等の映像制作事業
・コミック誌(25点刊行)
・コミックス(113点刊行)の企画、製造、販売の出版事業
・作品へ出資
1.映像制作事業(売上高:48億8785万円(前年同期比+2.9%)、営業利益:3億0132万円(前年同期比▲32.2%))
・劇場用アニメーション「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0」、「メジャー 友情の一球」「宮本武蔵-双剣に馳せる夢-」
・テレビ用アニメーション「RD 潜脳調査室」「獣の奏者エリン」「ToLOVEる」「東のエデン」「ワールド・デストラクション」「今日の5の2」「戦国BASARA」他3作品
・ビデオ用アニメーション「テニスの王子様 全国大会篇」「ツバサ 春雷記」「xxxHOLiC 春夢記」等
・実写テレビシリーズ「ケータイ捜査官7(セブン)」
・その他ゲーム用・CM用のアニメーション等を制作
2.出版事業(売上高:14億4588万円(前年同期比+32.2%)、営業利益:1億5568万円(前年同期比+11.0%))
・コミック誌の定期刊行物「月刊コミックブレイド」(12点)並びに「月刊コミックブレイドアヴァルス」(12点)を毎月刊行。更に、コミックブレイドの増刊号として「BROWNIE」の第1号を創刊し、合計25点を刊行。
・コミックス(単行本)の新刊は限定版7点を含む113点を刊行。
3.版権事業(売上高:6億9725万円(前年同期比▲4.2%)、営業利益:3842万円(前年同期比▲79.7%)))
・「スカイ・クロラ」「攻殻機動隊S.A.C.シリーズ」「ARIAシリーズ」「新世紀エヴァンゲリオン」「テニスの王子様シリーズ」等の二次利用による収益分配を計上
4.その他事業(売上高:7億7333万円(前年同期比+19.5%)、営業利益:▲770万円(前年同期は▲1031万円))
・雑誌のイラストやキャラクターの商品化等
☆次期(平成22年5月期)の見通し
・映像制作事業
本年4月よりテレビ放映中の「戦国BASARA」「東のエデン」「パンドラハーツ」等の制作を引き続き行う。
劇場用4タイトル、新作テレビシリーズ、ゲーム用・CM用の映像制作を行う。
・出版事業
従来からの雑誌・単行本の発売を実施していく他、ネットコミック誌の創刊を推進していく予定。
・版権事業
本年8月公開の劇場大作「ホッタラケの島 -遥と魔法の鏡-」、
テレビシリーズでは「戦国BASARA」「東のエデン」、ビデオ用「To LOVEる」等の版権収入を見込む。
しかしながら、アニメDVD等のパッケージ販売やテレビシリーズの制作本数の減少が続くことが予想される。
といった感じみたいです。
例年7月下旬に決算説明会がありさらに詳しい資料が出てきますのでまたその時に追加な感じで。
→2008年5月期 決算説明会 資料(IGポート:PDF:去年のヤツ)
話題になる作品を制作しているけれど製作(出資)にはまだまだといった印象。
その他の作品を見ていてもアニメーション制作会社ってそんなもんみたいだけど。
BASARAなど芽は出てきてる感じはしますけどね。ポニーキャニオンに次ぐ2番目の出資みたいだし。
後は攻殻機動隊に続くタイトルですね。なかなか人気作品を生み出すのは難しいですねぇ。
映画も微妙にピントがずれてる感じが。スカイ・クロラ私は好きですけど。
ここはIGポート大株主でもある押井さん(IGポート)に頑張ってもらわないとw
<関連ニュース>
・IGポート通期決算増収減益 出版事業回復も業績予想を下回る(アニメ!アニメ!)
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