2016/05/23 Update
・2016 年3 月期 決算説明会 説明概要(マーベラス:PDF)
・2016 年3 月期 決算説明会 質疑応答概要(マーベラス:PDF)
更新を忘れてた。そして質疑応答も決算重なっててないのかと思っていました。
Q1:今期のオンラインはどうよ?
(A1より)
あまりやってこなかった休眠ユーザーさんの掘り起しなどにも力を入れていく。
新規タイトルはタイトル数を多く出すということではなく絞り込んで年2・3タイトル。
下期にあと1・2タイトルをリリースしたい。この他にも来期に向けてたくさんの企画・開発が進んでいる。
Q2:オンラインは今後はIPタイトルを優先していく?「スマドラ」の初動はどう?
(A2より)
スマホゲームの開発期間も長くなってきており、
今期は1年以上前に編成したのが「スマッシュドラグーン」ともう1タイトル。
前期くらいから編成したタイトルは他社様のIPをつかわせていただくものや、共同事業、多メディア展開するようなタイトルがある。
「スマドラ」に関しては大きなアップデートを予定していてその後の感触が重要だが、まずはそこそこの出だしはできているのかな。
Q3:業績の上期・下期のバランスは?
(A3より)
今期はかなり偏っており、1Qの進捗が低い計画。
1Qは牧場物語だけだし、初回出荷で開発費が全て計上されるので、1Qだけみると利益貢献がかなり薄い。
アミューズメントは旧機種と新機種の入れ替えで1Qは赤字の想定。通期で取り戻せる予定。
会社全体では上期と下期のバランスは3:7ぐらいの計画だが、少しでも前倒しで利益を積み上げていきたい。
Q7:コンシューマ事業のパッケージソフト販売本数計画は年間で比較した場合、増える計画か減る計画か
(A7より)
今期は強力なラインナップとなっているので、年間で25万本くらいの増加を見込んでいる。
Q8:大きな成長を見込んでいるコンシューマでアミューズメントとパッケージの利益成長のバランスは?
(A8より)
アミューズメントの方が大きく伸長する計画。
パッケージは前期新作6タイトルを出したが、全てオリジナルでとても苦戦した。
今期は「牧場物語」や「Fate」など実績あるシリーズ作品が中心で、計画も読みやすい。
パッケージの伸長も見込んでいるがそれ以上にアミューズメントの伸長を見込んでいる。
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1Qが悪くて株価が反応したら、おまえら説明見てないのかよ!と1Q決算で言いたくなりそう。
パッケージも期待しているけど、たしかにアミューズメントにはドラクエ来ますし、
30周年記念で露出も多くなるだろうし、いい筐体になるといいですね。
2016/05/13 Update
・2016年3月期 決算説明会動画(マーベラス:音声&動画流れます)
00:15:当初の業績予想が達成できなかった。お詫び。今期営業利益60億円再チャレンジ。
07:30:(コンシューマ事業)国内ソフト市場は引き続き厳しい環境にありました。
08:00:米国子会社Marvelous USAは前期に続き過去最高益を更新、
英国子会社Marvelous EUROPEは4期目にして初の黒字化を達成。
09:45:過去に当社がアニメ化した「東京喰種」や「幕末Rock」をはじめとした当社ライブラリーの映像配信や番組販売といった二次利用収入が好調に推移。
10:05:興行ビジネスのキャパシティの問題やタイトルラインナップの影響で、
売上高は前期比で微減となりましたが、利益面では二次利用収入の拡大などにより利益率が向上し、前期比で増益。
13:30:他社様の強力なIPを使用させていただくという意味では、
これまでもコンシューマ事業と音楽映像事業について、大きな協業の成果があり、
今後の発表もございますが、今後はオンライン事業においてもこのような取り組みを広げてまいります。
15:20:当期におきましては特に1Qは、新作タイトルへの投資が先行する見込みであり、2Q以降での進捗率の向上を見込んでいる
17:25:(「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」と「ポケモンガオーレ」)について
いずれも市場関係者様やお客様、ロケーションテストを体験したユーザー様からも非常に高い評価をいただいている。
18:45:(国内コンシューマ事業)この他にも現時点では未発表のシリーズ作品の新作も控えております。
18:50:「閃乱カグラ」シリーズの高木Pの意欲作で、オリジナル新作の「UPPERS」も7/14発売予定。
20:10:「クオリディア・コード」は当社主幹事により7月よりテレビアニメ放送開始で、こちらもご期待ください。
20:40:当社発のオリジナルIPで、シリーズ公演作品の人気を確立した「幕末Rock」の新作公演もこの夏に決定している。
決算説明会の質疑応答があり次第追加致します。
2016/05/12 Post
・平成28年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)
・剰余金の配当に関するお知らせ(マーベラス:PDF)
・代表取締役の異動および役員人事に関するお知らせ(マーベラス:PDF)
・2016年3月期 決算説明会資料(マーベラス:PDF)
増収増益、今期も意外な?増益予想。下落気味なオンラインは持続するか、コンシューマは飛躍できるかですね。
また決算説明会動画と決算説明会の質疑応答があり次第追加致します。
| 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 |
H27 Q1 | 47億5800万円 (+7.9%) | 6億5500万円 (△22.8%) | 6億4900万円 (△25.9%) | 4億2400万円 (△20.2%) |
H27 Q2 | 113億8700万円 (+18.8%) | 14億4900万円 (+6.2%) | 15億1400万円 (+9.3%) | 9億3400万円 (+8.6%) |
H27 Q3 | 182億0800万円 (+24.2%) | 29億2500万円 (+35.4%) | 31億1200万円 (+39.5%) | 18億7500万円 (+34.7%) |
H27 Q4 | 264億4100万円 (+30.1%) | 44億1200万円 (+46.8%) | 45億8300万円 (+50.7%) | 21億7800万円 (+15.7%) |
| | | | |
H28 Q1 (15/07/31) | 80億4500万円 (+69.1%) | 13億7600万円 (+109.9%) | 14億3600万円 (+121.2%) | 9億9200万円 (+133.9%) |
H28 Q2 (15/10/30) | 164億4700万円 (+44.4%) | 28億4100万円 (+96.0%) | 27億9300万円 (+84.5%) | 19億1000万円 (+104.4%) |
H28 Q3 (16/01/29) | 242億2900万円 (+33.1%) | 39億7200万円 (+35.8%) | 39億4000万円 (+26.6%) | 26億9000万円 (+43.5%) |
H28 Q4 (当初予想) (15/05/12) | 350億円 (+32.4%) | 60億円 (+36.0%) | 60億円 (+30.9%) | 41億円 (+88.2%) |
H28 Q4 (業績修正) (当初予想比) (16/03/25) | 315億円 (△10.0%) | 54億円 (△10.0%) | 51億5000万円 (△14.2%) | 35億円 (△14.6%) |
H28 Q4 (H27 Q4比) (16/05/12) | 318億2000万円 (+20.3%) | 54億1800万円 (+22.8%) | 52億2800万円 (+14.1%) | 36億0200万円 (+65.4%) |
| | | | |
H29 Q4 (予想) | 340億円 (+6.9%) | 60億円 (+10.7%) | 58億5000万円 (+11.9%) | 41億5000万円 (+15.2%) |
画像Ver.
<オンライン事業>(単位:百万円、累計・QoQの%は前期との比較)
| 売上高 (累計) | 営業利益 (累計) | 売上高 (QoQ) | 営業利益 (QoQ) |
H27 Q1 | 2,656 | 395 | 2,656 | 395 |
H27 Q2 | 6,117 | 1,117 | 3,461 | 722 |
H27 Q3 | 10,561 | 2,411 | 4,444 | 1,294 |
H27 Q4 | 15,379 | 3,811 | 4,818 | 1,404 |
| | | | |
H28 Q1 | 5,479 (+106.3%) | 1,125 (+184.8%) | 5,479 (+106.3%) | 1,125 (+184.8%) |
H28 Q2 | 10,608 (+73.4%) | 2,276 (+103.7%) | 5,129 (+48.1%) | 1,151 (+59.4%) |
H28 Q3 | 15,352 (+45.4%) | 3,368 (+39.7%) | 4,744 (+6.7%) | 1,092 (△15.7%) |
H28 Q4 | 19,755 (+28.5%) | 4,182 (+9.6%)
| 4,403 (△8.7%) | 814 (△42.1%) |
| | | | |
H29 Q4 (予想) | 19,800 (+0.2%) | 3,900 (△6.8%) | - | - |
■ネイティブアプリ
・「剣と魔法のログレス いにしえの女神」が引き続き好調に推移し、当期の収益に大きく貢献
平成27年10月22日よりGarena Online Private Limitedを通じて台湾・香港・マカオでのサービスを開始し、
リリース当初より好調な推移
平成27年12月4日時点で台湾におけるApp Storeセールスランキングで1位を獲得
・平成27年8月28日より「クロノドラゴン 〜ななつの光と太初の樹〜」を、平成27年9月10日より「幕末Rock 極魂(アルティメットソウル)」の配信を開始
■ブラウザゲーム
・平成27年11月25日より「VALKYRIE DRIVE - SIREN-(セイレーン)」のサービスを開始したほか、既存の各タイトルが底堅く推移
<コンシューマ事業>(単位:百万円、累計・QoQの%は前期との比較)
| 売上高 (累計) | 営業利益 (累計) | 売上高 (QoQ) | 営業利益 (QoQ) |
H27 Q1 | 1,278 | 298 | 1,278 | 298 |
H27 Q2 | 3,430 | 411 | 2,152 | 133 |
H27 Q3 | 4,492 | 497 | 1,062 | 86 |
H27 Q4 | 6,376 | 502 | 1,884 | 5 |
| | | | |
H28 Q1 | 1,655 (+29.5%) | 263 (△11.7%) | 1,655 (+29.5%) | 263 (△11.7%) |
H28 Q2 | 3,741 (+9.1%) | 590 (+43.8%) | 2,086 (△3.1%) | 327 (+289.3%) |
H28 Q3 | 5,919 (+31.8%) | 653 (+31.2%) | 2,178 (+105.0%) | 63 (△26.8%) |
H28 Q4 | 7,544 (+18.3%) | 1,006 (+100.4%) | 1,625 (△13.8%) | 353 (70倍) |
| | | | |
H29 Q4 (予想) | 9,400 (+24.6%) | 2,000 (+98.8%) | - | - |
■自社販売部門
・ニンテンドー3DS向けに1作品、PS Vita向けに4作品、PS3/PS4向けに1作品で合計6作品の新作タイトルを発売
・米国子会社Marvelous USA, Inc.におきましては、前期発売の「STORY OF SEASONS(ニンテンドー3DS)」(日本名称:「牧場物語 つながる新天地」)のリピート販売や、平成28年3月15日発売の「SENRAN KAGURA ESTIVAL VERSUS (PS Vita/PS4)」(日本名称:「閃乱カグラ ESTIVAL VERSUS –少女達の選択-」)の販売が非常に好調だったこと等から、過去最高益を記録
■アミューズメント部門
・新型マシン「モンスターハンター スピリッツ」が平成27年6月25日より稼働を開始し、堅調な推移
・「ポケモントレッタ」の新弾投入も好調に推移
<音楽映像事業>(単位:百万円、累計・QoQの%は前期との比較)
| 売上高 (累計) | 営業利益 (累計) | 売上高 (QoQ) | 営業利益 (QoQ) |
H27 Q1 | 825 | 228 | 825 | 228 |
H27 Q2 | 1,844 | 425 | 1,019 | 197 |
H27 Q3 | 3,166 | 737 | 1,322 | 312 |
H27 Q4 | 4,699 | 1,089 | 1,533 | 352 |
| | | | |
H28 Q1 | 912 (+10.5%) | 306 (+34.1%) | 912 (+10.5%) | 306 (+34.1%) |
H28 Q2 | 2,101 (+13.9%) | 576 (+35.3%) | 1,189 (+16.6%) | 270 (+37.0%) |
H28 Q3 | 2,963 (△6.4%) | 797 (+8.1%) | 862 (△34.8%) | 221 (△29.2%) |
H28 Q4 | 4,527 (△3.7%) | 1,308 (+20.1%) | 1,564 (+2.0%) | 511 (+45.1%) |
| | | | |
H29 Q4 | 4,800 (+6.0%) | 1,350 (+3.2%) | - | - |
■音楽映像制作
・当社主幹事TVアニメ作品「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」の映像商品化を行い、その販売が好調に推移
・当社ライブラリの映像配信や番組販売等の二次利用収入も好調に推移
■ステージ制作部門
・「ミュージカル『テニスの王子様』シリーズ」や「舞台『弱虫ペダル』シリーズ」等の主力タイトルに加え、「舞台『東京喰種トーキョーグール』」、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』」、ミュージカル「さよならソルシエ」といった新作タイトルの公演も多数行い、いずれも好評を博した
■次期の見通し
・オンライン事業において既存のヒットタイトルの堅調維持に努めるとともに、海外展開や新規タイトルの投入等で収益の確保に注力
・コンシューマ事業は、アミューズメント部門で強力なIPを使用した筐体がサービス開始
・パッケージゲームソフト部門でも人気シリーズの新作をラインナップしていることから、大幅な増収増益を目指す
・音楽映像事業においても、期待の新作アニメや舞台公演が控えており、引き続き堅調に推移するものと予想
■決算短信より
・広告宣伝費:31億8700万円(前期:20億3500万円)
・支払手数料:58億7900万円(前期:49億9400万円)
・研究開発費:5億1800万円(前期:3億3000万円)
<今期-30%~+10%くらいを予想していたbelieveアナリストはこう見る>
・3月に下方修正を行い、ちょっと上の数値くらいで落ち着いた形で。
「ログレス」に振り回される形は今期も続きそうで、国内はいまだに底が見えない状況ではあるけど、
3~4月以降は多少マシになってる感じもしなくもないようなそうでもないような。
オンラインが前期くらいは稼げるという前提で成り立っているけど、
その真意がまだつかめないので(中国がどれくらいになる?とか)
今のところはオンラインは下方修正もあるかもしれないなぁと思っておこうw 目標四半期で10億ペースです。
・今期のキモはコンシューマ。
ソフトは「牧場物語 3つの里の大切な友だち」「Fate/EXTELLA」「UPPERS」に加え、
アーケード「ドラゴンクエスト モンスターバトルスキャナー」「ポケモンガオーレ」
が今のところ見えている状況。
マーベラスAQL時代の平成26年3月期にコンシューマ事業が営業利益:22億6800万円という数値を出していて
その時が「ヴァルハラナイツ3」、「閃乱カグラSV」、「朧村正」(Vita)、「牧場物語 つながる大地」(3DS)
「ポケモントレッタ」が好調という時に叩きだした数字なのです。
今期は「Fate」と「ドラクエ」が乗って来るわけで、マーベラスAQL時代を超えてくれば
オンラインが不調でもいけそうな気はしているのです。
妖怪旋風も落ち着いてきているみたいなので、マーベラスとしては追い風になりそうですね。
「牧場」と「Fate」、特に「Fate」はアニメのタイミングとクオリティーがばっちり合えばいいなぁ。
いいなぁ。いいなぁ。
アニメとゲームはなかなかタイミングが合わないわけだけど、さてさて。
・音楽映像についてはあまり毎回不安と思わない感じはさすがですね。
「クオリディア・コード」はぜひともヒットしてほしいとは思ってますけど、フタを開けてみないことには。
主幹事ではないけど「Fate/EXTRA Last Encore」や「刀剣乱舞」にも参画できるのは、
過去に実績を作ってたから仲間に入れもらえるありがたみというか。でもそれも実力ですね。
「Fate」関連はイメージエポックに感謝しなきゃ。残存者利益。
舞台については会場確保がなかなか難しそうなので、
チケット外れた方や物販がもっと改善できてフォローできる形だといいですね・・・。
・人事については久夛良木健さんお疲れ様でしたということで、
任期中業績はどんどん上がっていってたし、よかったのではないでしょうか。
泉水さんは未知数だけど、いきなり代表取締役副社長ということで、
コンシューマ統括か海外担当かなぁという感じでしょうか。
社外取締役や監査役が身内で固めることがいいのかどうかっていうのは
何かあった時に大丈夫?という感じはしていて、
そこにクタタンがいたのは大きかったなぁってことにならなければよいけれどという感じでしょうか。
インターワークスとトラスト・テックもマーベラス関連として持っているので
有馬さんの名前はどこがでみたなぁって感じでしたね・・・。
ソニーOut、MS+Google Inと考えると、元セガパワーがあるとはいえマーベラスの吸引力すごくないですか。
有名な方が入って失敗するパターンももちろんあるわけなので、うまく舵取りお願いします。