マーベラス(7844)第25回定時株主総会(2022年)


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2022/07/01 Update

株主総会関連の資料がアップされましたので更新。

以下が会社側の正式な回答となります。

 

第25回定時株主総会 動画

第25回定時株主総会 プレゼンテーション資料

第25回定時株主総会 質疑応答要約

第25回定時株主総会 事前にお寄せいただいたご質問等へのご回答

 

Q2の正式回答ですが、

>業績連動型賞与は、対外発表数値に届かない場合は支給されないため、

>これまでにも未達成の年は支給されておりません。

>支給する場合は、対外発表数値だけでなく、3年間の平均等、他の条件もあり、

>我々の立てた内部計画を達成するかどうかで支給可否を判断しております

その内部計画は、対外発表の営業利益とは違うわけでしょとなるし、いくらでもいじれる数字じゃね?って感じかなぁ。

 

第25回定時株主総会 議決権行使結果

第25回定時株主総会 決議ご通知

有価証券報告書 ‐ 第25期(2021年4月1日 ‐ 2022年3月31日)

2022年3月期 事業報告書 

 

2022/06/21 Post

一昨年・昨年に引き続き、「新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、株主総会当日のご来場はお控えいただき」

と記載されておりますが、1年間溜めた質問を投げられるのはこの日だけということで、

体調OKなことを確認しつつ株主総会会場に行ってまいりました。

 

 

 

第25回定時株主総会 招集ご通知(マーベラス

第25回定時株主総会 招集ご通知に際してのインターネット開示事項(マーベラス)

2022年6月20日掲載 経営近況報告資料 (マーベラス)

経営近況報告資料については株主総会前日に資料が出ていました。

決算説明資料に書かれていたことで、新しいことが記載されている感じではなかったですが。

 

過去の株主総会レポートについては

2021年2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年

2011年(株主総会経営近況報告会)、2010年(株主総会経営近況報告会)、2009年(株主総会経営近況報告会

2008年以前はブログじゃないのでリンク略で。

リンク貼ってるだけでも13年分あるの笑う。

 

決算短信等の情報については当blogのものですが以下に。

マーベラス(7844)2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) (Air-be blog)

 

今年も昨年・一昨年同様、受付前に検温+アルコール消毒+マスク着用。

出席した株主は20名程度でしょうか。椅子は十分足りている感じでした。

 

今年からは株主総会のライブ配信が開始。

バーチャルオンリー(配信のみ)の株主総会がOKになったり、

一部の企業ではライブ配信をしている企業もあるのですが、まだまだ少なく。

バーチャル株主総会「元年」 6月、約400社がネット利用(日経:2022/06/20)

>オンラインを活用する企業の大半がリアル会場を併用するハイブリッド型の形態をとり、

>同集計によると全体の2割弱の395社が予定する。

 

昨年私が株主総会で以下の質問した(Air-be blog)のですが、

 

>Q3. 株主総会をオンライン配信する会社も増えているが、マーベラスについてはどうでしょうか?
株主総会の質問だけではなく、事前にweb等で株主の質問を受け付けて、
会社側が回答できるものについては、質疑応答を公開してほしいと思いますがいかがでしょうか?

 

>A3.(回答:取締役 執行役員 CFO 管理統括本部長 加藤さん)

>たしかに株主総会をオンライン配信する会社が増えているが、検討中。

>今のところは実施していない。

>理由としては株主の通信環境が安定していないのが一番(サポート等大変そうですもんね)

>ただ現在のようなコロナの体制や全国にいる株主がいるので、管理本部で検討する。

 

これ今年満額回答で、株主総会のオンライン配信もやってくれたし、

事前にwebで株主の質問を受け付けてくれたし、株主総会内で事前質問と回答を行ってくれたんですよ。

自画自賛となってしまいますが、なかなかいい質問だったんじゃないですかね~。

ちゃんと対応してくれたマーベラスありがとう。

 

marv22_soukai1 marv22_soukai2

第25回定時株主総会 招集ご通知(マーベラス) 8ページ・9ページより

 

<株主総会>

定刻通り15:00スタート。

テンセントからの社外取締役 Sin Joon Oh(シン・ジュノ)氏は都合により欠席とアナウンス。

ライブ配信についてのお知らせとお願いがけっこう長めにアナウンス。

事前質問の質問と回答が優先で、その後会場の質問を受け付ける 形でした。

 

招集通知に関する内容の事業報告映像が流され、前期についての事業報告が行われました。

株主総会の議案についての説明が行われました。

第1号議案:定款一部変更の件

第2号議案:取締役8名選任の件

第3号議案:監査役2名選任の件

 

以下は株主総会の議案についての説明後の質問です。

メモにとった内容なので、違う部分がある可能性があるのと

ニュアンスを違った感じでとらえている部分もあるかもしれませんがご了承ください。

全ては載せられないので話の前後が抜けている場合もあります。

正式な質問と回答は後日マーベラスのホームページに公開されますのでそちらが正式回答となります。

 

まずは事前の質問と回答について。

ジャンル別にまとめて回答。質問と回答のスピードが早かったので、細かい部分は抜けていて、概要だけ。

 

■コンシューマ関連

(質問)

・『牧場物語わくわくアニマルマーチ』のリメイクはありますか?

・『DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)』の続編はありますか?

・『天穂のサクナヒメ』の評価と今後の展開について

 

(回答)

事前質問回答は全て許田代表取締役社長でした。

・個別タイトルについては答えられない。前向きに検討をすすめている。

・サクナヒメについては農家や小学生からも反応があり、大きな反応をいただけた。

収益についてもよかったが、今後への大きな経験となった。

(もっと色々話してました)

 

■オンライン関連

(質問)

・『千銃士:Rhodoknight』の不振要因は?

・メタバースについての具体的な施策について

 

(回答)

・『千銃士:Rhodoknight』については初動のユーザー獲得が伸びなかった。

前作『千銃士』のユーザーからの広がりがなかった。

ハーフアニバーサリーキャンペーンで、売上やユーザが増えている。

・メタバースについては、バーチャルマーケットに展示は行っているが、

現時点では具体的な話がありません。

参考:「シノマス × Virtual Market 6」出展情報(マーベラス)

参考:株式会社マーベラス(シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK)(VIRTUAL MARKET 2021)

 

■舞台関連

(質問)

・中止となった作品の再演はあるか

・ランダムグッズの割合はどのくらいが適切か

・コンプリートセットの販売は考えているか

・株主対象のチケット先行発売を行ってほしい

 

(回答)

・再演についてはお伝えすることはできない

・ランダムグッズとコンプリートセットについては作品ごとに(割合が?)違うので一概に言えない

・株主対象のチケット先行発売については予定はなし

 

■その他

(質問)

・各事業分野の具体的な成長戦略、3・5年後の売上や利益等の見通しを教えてほしい

・株主総会のアーカイブ配信を希望

 

(回答)

・業界の流れが激しいので先のことについてはお伝えすることはできない

・株主総会のアーカイブについては後日配信します。

→参考:第24回定時株主総会(マーベラス:映像・音出ます)昨年から株主総会の映像も配信残ってます。

 

全体的にわりと個別タイトルなどや要望等が多かった感じですね。

発表するまではお伝えできないが基本なので、想定内だけど具体的な話はなかった感じ。

 

続いて会場内の株主から質問。全部で質問は3問。

一度に質問するのは一問までとアナウンスでした。

 

Q1.『デリシャスパーティ♡プリキュア』について、

(東映アニメーションの不正アクセスで)中断があったが、影響はあるか。

取締役がゲーム関連の取締役が中心で、音楽映像事業・演劇が縮小しているのではないか

 

A1.(回答:代表取締役社長 執行役員 許田さん)

放送する話数が減ったため、パッケージの巻数についても減ったため多少売上に影響はある。

当社への不正アクセスはない。

 

取締役の人数は関係がなく、ゲームについてはオンラインなどノウハウが必要になる部分が多いので

人数が増えている。

参考:役員紹介(マーベラス)

 

 

 

Q2. 招集通知P34 c. (1) 業績連動型賞与について質問です。

ページ下部に「但し、連結営業利益が対外発表の予想を下回った場合は支給せず」とありますが、

コロナ禍で業績予想が立てにくいことやタイトルのヒット・不振で業績が上下するのは理解できるのですが、

2022年度に関しては第二四半期での通期予想発表で、

ある程度目処が見えてからの予想の数字が支給判断基準の一つに含まれている点が

業績連動型の賞与の形としてはどうなのかな?と思いますがどのようにお考えでしょうか。

今期についても、現時点では連結営業利益は発表されていませんが、

5月の次期を通期予想を発表する段階で

支給判断基準の下限の数字の発表はあってもいいのかなと思います。

marv22_soukai3

 

A2.(回答:代表取締役社長 執行役員 許田さん)

連結営業利益が対外発表の予想を下回った場合という条件だけではなく、3年間の業績平均など

細かいことは申し上げられないが、他にも判断基準はある。

内部計画を達成したかどうかについての賞与となる。

 

Q3.佐藤新社長が執行役員からいきなり代表取締役社長となるが、

新社長に就任が決定してからでもよいのですが、

取り組みたいことや会社の方向性や方針・課題などがありましたら教えてください。

最後に青木取締役、マーベラスエンターテイメント時代からの取締役お疲れ様でした。

 

A3. (回答:代表取締役社長 執行役員 許田さん)

戦略についてはまた別途報告します。

 

(回答:(この時点では)執行役員 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤さん)

『「驚き」と「感動」を世界に届ける新しいエンターテイメントの創造』を経営理念を継承しながら、

若手の考えや人材を取り入れ企業環境を作っていく。

コンシューマ(顧客)からの支持を得るため、開発能力を強化していく。

信頼していただけるとような企業とする。

 

強化点としては2点。

・オンライン復調

・海外を伸ばす

が喫緊の課題と伸びしろなので注力する。なるべく株主の期待に応えられるよう若い力でやっていく。

(どこかで若輩者ではありますがと言っていた気がする)

 

(回答:代表取締役社長 執行役員 許田さん)

青木取締役へのお言葉ありがとうございました。

 

株主総会の質問は以上で、第1~3号議案議案は可決。

新任取締役の佐藤さん(代表取締役社長 デジタルコンテンツ担当)、照井さん(取締役 アミューズメント担当)、

小西さん(社外取締役 弁護士 女性)の挨拶があり株主総会は終了となりました。

参考:役員紹介(マーベラス)

 

15:53頃終了し、予定通り終了となりました。

 

<勝手なヒトコト>

webでのライブ配信や事前質問の募集・回答と新しい取り組みもよかったのではないでしょうか。

平日の午後なので、なかなかライブで見られる方は少ないよなぁと思いつつも、

いつもこのブログでお伝えしている雰囲気はあんな感じですということで。

 

事前質問の募集については答えられないものが多数だったけど、

作品のファンが株主になることはいいことだと思うので、うまく回答してくれるような質問を投げていくと

いいと思います。結構質問集まってましたし、ユーザー兼株主の声が届いたのではないかなと思います。

 

Q2の質問については、営業利益の数字がある程度固まってから公表して、

しかも事前発表より下方修正したら支給されなくなるので、低めの達成できる営業利益の数字が出てくるのは

違うんじゃないの?という質問でした。

内部の目標とか知らないし、業績連動報酬としてはブラックボックスだなぁと。

納得のいく回答という感じではありませんでしたね。

 

セグメントが

・デジタルコンテンツ(コンシューマとオンライン)

・アミューズメント

・音楽映像(音楽映像とライブエンターテイメント=舞台・ステージなど)

に変更になるので、デジタルコンテンツが引き続きメインではあるとは思いますが、

ログレスの次はいつですか?のオンライン、

好調と思われセグメント変更でどうなる?アミューズメント、

そろそろ正常化したいよねライブエンターテイメントという感じでしょうか。

マーベラス(7844)2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)


2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)

剰余金の配当に関するお知らせ(マーベラス:PDF)

代表取締役の異動および役員人事に関するお知らせ(マーベラス:PDF)

支配株主等に関する事項について(マーベラス:PDF)

2022年3月期 決算説明資料(マーベラス:PDF)

2022年3月期 決算説明動画(マーベラス:音+映像出ます)

2022年3月期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)

FACTBOOK(2022年3月期) (マーベラス:PDF)

 

<Summary>

・若干ながら増収+増益。33円配。今期予想は未定

・千銃士:Rhodokni:Rhodoknight (ロードナイト)』は期待値を大きく下回る推移

・「HONEY PARADE GAMES(ハニーパレードゲームス)」ブランドより、新規オリジナルIPのスマートフォン向けゲームアプリを、2022年度配信開始予定で鋭意開発中

 

・セグメント変更

marv2022q4

 

(人事)

・許田 周一 :代表取締役社長 執行役員 → 取締役会長 執行役員

・佐藤 澄宣:執行役員 デジタルコンテンツ事業本部長 → 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長

・照井 慎一:執行役員 アミューズメント事業部長 → 取締役 執行役員 アミューズメント事業管掌

・古西 桜子:(新任) → 取締役(社外)

・青木 利則:取締役 執行役員 グローバルビジネス推進室長 → 退任

・種田 慶郎:取締役(社外) → 退任

 

<連結経営成績>(累計)

 

売上高

%

営業利益

%

経常利益

%

四半期純利益

%

2019 Q4

26,777

+5.9

4,706

△8.6

4,791

△6.2

3,351

△4.6

                 
2020 Q1

4,518

△28.2

662

+1.8

618

△11.6

343

△22.0

2020 Q2

10,836

△18.6

1,264

△54.3

1,247

△56.5

743

△61.7

2020 Q3

18,546

△8.2

2,111

△49.9

2,135

△50.2

1,336

△53.0

2020 Q4

25,365

△5.3

2,449

△48.0

2,502

△47.8

1,797

△46.4

                 
2021 Q1

4,668

+3.3

890

+34.4

891

+44.1

593

+72.8

2021 Q2

9,419

△13.1

1,699

+34.4

1,678

+34.5

1,160

+56.0

2021 Q3

17,292

△6.8

3,340

+58.2

2,286

+53.9

2,344

+75.4

2021 Q4

25,520

+0.6

4,414

+80.2

4,558

+82.2

3,265

+81.6

                 
2022 Q1

6,473

+38.6

1,464

+64.6

1,474

+65.5

1,074

+81.1

2022 Q2

12,838

+36.3

2,900

+70.7

2,984

+77.7

2,079

+79.2

2022 Q3

18,953

+9.6

4,006

+19.9

4,190

+27.5

2,937

+25.3

2022 Q4
(Q3
予想)

25,000

△2.0

4,400

△0.3

4,500

△1.3

3,100

△5.1

2022 Q4

25,728

+0.8

4,600

+4.2

5,054

+10.9

3,817

+16.9

2023 Q4

未定

             

単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)

 

画像Ver.

marv2022q4_2

 

<全社:増収増益>

・オンライン事業は既存タイトルの売上が減少、

新型コロナウイルスの影響を大きく受けた舞台公演事業が苦戦する中、

ゲームソフト販売や『ポケモンメザスタ』の好調が大きく収益貢献し、増収増益

 

<オンライン事業:減収減益>

・『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』、『ブラウザ三国志』といった長期運営タイトルにおいて、経年に加え、競争環境の激化により売上が減少

・新作タイトルとして、2021年11月24日にスマーフォン向けゲームアプリ『千銃士:Rhodoknight (ロードナイト)』の配信を開始したが、期待値を大きく下回る推移となり、将来収益の見直しによるソフトウェア資産の一部評価減を実施

 

<コンシューマ事業:増収増益>

・「ルーンファクトリー」シリーズの最新作『ルーンファクトリー5』を、2021年5月に国内、9月にアジア、2022年3月に北米・欧州で、Nintendo Switch TM向けに発売。2022年3月末時点では、世界累計出荷本数が50万本を超えるヒットを記録

・「ノーモア★ヒーローズ」シリーズ最新作となる『No More Heroes 3』を、Nintendo SwitchTM向けに2021年8月に発売。さらに、『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』Steam®版を同年9月に、『牧場物語 再会のミネラル
タウン』PlayStation®4版とXbox版を同年10月及び11月に発売し、それぞれのタイトルにおいて累計出荷本数が100
万本を突破

・前期発売の『天穂のサクナヒメ』も累計出荷本数が100万本を超えるなど、リピート販売も好調に推移

・キッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』が、2021年12月に累計プレイ回数1億回を突破するなど、非常に好調に推移。新コンセプトによる小型プライズマシン『TRYDECK(トライデッキ)』を、同年11月より全国のアミューズメント施設にて順次稼働開始

 

<音楽映像事業:増収減益>

・アニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』をはじめとした、プリキュアシリーズのTVアニメや映画、関連イベントのパッケージ商品化を行ったほか、『トロピカル~ジュ!プリキュア感謝祭』を2022年2月に開催

・また、2021年10月から12月に放送し好評を博したTVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』や、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ ミレニアムシーンズ』をパッケージ商品化し、好調なセールスを記録

・舞台『刀剣乱舞』」、「ミュージカル『テニスの王子様』」、「ミュージカル『薄桜鬼 真改』」、「『家庭教師ヒットマンREBORN!』the STAGE」、「ミュージカル『憂国のモリアーティ』」、「舞台『血界戦線』」といったシリーズ作品を公演

・今期の完全新作といたしましては、『ワールドトリガー the Stage』、「歌劇『桜蘭高校ホスト部』」を公演し、好評を博した

・しかしながら、長期に渡った緊急事態宣言によるイベント人数規制や公演中止など、新型コロナウイルスの影響を大きく受けた

 

■今後の見通し

・通期予想は未定

 

<コンシューマ事業>(今までのオンライン+コンシューマ ー アミューズメントがコンシューマに)

・完全新作のゾンビサバイバルアクションゲーム『DEADCRAFT(デッドクラフト)』を、2022年5月にマルチプラットフォームで全世界同時配信を予定

・同じく完全新作となるジュブナイルRPG『LOOP8(ループエイト)』を、2022年にNintendo Switch TM/PlayStation®4/Xbox One向けに発売予定

・さらに、2021年にNintendo SwitchTM向けに発売した『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』のPlayStation®4版の発売を7月に予定

 

<アミューズメント事業>(コンシューマ(ゲームソフト販売+アミューズメント部門)からアミューズメント単体へ)

・主力の『ポケモンメザスタ』が4月21日より新弾「スーパータッグ5弾」の稼動を開始しており、前期から引き続き好調に推移いるが、今後の新型コロナウイルスの感染状況次第では再び売上に影響が出ることが懸念される。

・海外の『ポケモンガオーレ』におきましては、感染者数が拡大している一部の稼動地域において影響が出ているものの、収束後を見据え、今後も海外展開を継続

 

<音楽映像事業>(音楽映像+ライブエンタテインメント 今まで通り)

・TVアニメ『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』が4月3日より、TVアニメ『アオアシ』が4月9日より放送開始。

・5月からはアニメ「刀剣乱舞-花丸-」シリーズの最新作「特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~」を、3部作連続で劇場公開予定

・舞台『刀剣乱舞』」の新作公演を3月19日から5月15日までの予定で実施中であり、また、「ミュージカル『薄桜鬼 真改』」の新作公演を4月22日から5月5日まで実施

・今後におきましても、「ミュージカル『テニスの王子様』」や「舞台『弱虫ペダル』」、『ワールドトリガー the
Stage』といった人気タイトルの新作公演を予定

・しかしながら、ライブエンターテイメント分野における客足の回復状況が不透明であり、依然厳しい市場環境が続くことが予想される。

・また、関係者の感染による公演中止の可能性や、感染再拡大による緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が発令された場合、業績に大きな影響を受ける可能性

 

各セグメントの数字は決算説明資料Fact Sheet決算短信に乗ってる数字で紹介します。クリックで拡大します。

marv2022q4_3marv2022q4_4 

marv2022q4_5

marv2022q4_6

 

収益認識関係:数字は累計(単位:百万円)

  1Q
(4/1~6/30)
2Q
(4/1~9/30)
3Q
(4/1~12/31)
4Q
(4/1~3/31)
オンラインゲーム関連

1,447

2,954

4,568

6,217

コンシューマゲーム関連

3,051

5,168

6,764

9,192

アミューズメントゲーム関連

1,225

2,830

4,704

6,298

音楽・映像コンテンツ関連

337

644

846

1,466

舞台公演関連関連

410

1,240

2,069

2,553

 

決算説明資料 から2023年3月期 の取り組み

<コンシューマ事業>

・ゾンビサバイバルアクションゲーム『DEADCRAFT(デッドクラフト)』を5月に全世界同時配信予定

・ジュブナイル(青春)RPG『LOOP8(ループエイト)』を2022年発売予定

・『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』PS4®版を7月発売予定

新規オリジナルIPのゲームアプリを2022年度配信開始に向けて鋭意開発中

 

<アミューズメント事業>

・ 『ポケモンメザスタ』は、4月より新弾「スーパータッグ5弾」を稼動開始

・海外『ポケモンガオーレ』は、コロナ収束後を見据え今後も海外展開を継続

 

<音楽映像事業>

・TVアニメ『遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!』、『アオアシ』を4月より放送開始。

・「特『刀剣乱舞-花丸-』~雪月華~」を3部作連続で5月より劇場公開予定

・「舞台『刀剣乱舞』」や「ミュージカル『薄桜鬼 真改』」をはじめ、人気シリーズの最新作等を複数公演

 

 

<外部環境激変の中、落ち着いた増収増益のコントロールはお見事だと思うbelieveがこう見る>

まずは青木利則さんマーベラスエンターテイメント時代から20年間くらい取締役本当にお疲れ様でした!

最近の株主総会ではずいぶん落ち着いた感じではありましたが、昔のはっちゃけた回答好きでしたよ・・・。

間違えなくゲーム部門を立て直して、次の世代へのバトン渡しもお見事だと思います。

もう少しご活躍も見ていたいものですが・・・

これでマーベラスエンターテイメント時代からの取締役がいなくなってしまったなぁ。

 

どこかでお仕事続けられるのでしょうか・・・と思っていたら

マーベラスと同じく主要株主がアミューズキャピタル系の

コンフィデンスの社外取締役就任(PDF)は天下りっぽくて笑ってしまいましたw

 

音楽映像の取締役だった松本さんはCRESTへの取締役だそうです。

親会社は、ポールトゥウィンホールディングス株式会社なようで、デルファイサウンドの売却先ですな~と思いました。

 

中山さんは戻ってくるのだろうか?

 

そして社長交代で許田さんが取締役会長に、社長に佐藤さん。執行役員からの社長で若返りという感じですね。

執行役員 デジタルコンテンツ事業本部 Marvelous Global Games Studio スタジオ長の佃さんもですが、

お二人ともフロム・ソフトウェアからのマーベラス組。目指せ『ELDEN RING』級の超ヒットという感じ。

 

そして珍しい感じのセグメント変更で、アミューズメントが単体でという形に。

利益等が見られるのは楽しみだけど、これからのアミューズメントも大きくしていくということだろうか。

 

あとはCOVID-19落ち着いてくれないと、音楽映像事業の業績は厳しいままだし、

中国のオンラインゲーム認定状況で、配信されるか?配信されたあとは?もあるし、

予想未定っていうのも理解できるかなという感じですね。

そろそろオンライン部隊も・・・という感じですが望み薄でまた損失処理かなくらいの気持ちの方がよさそうですね。

 

あとマーベラスがTencentの子会社になったと思っている人が未だに少なからずいるようですが、

Tencent(Image Frame Investment)の出資は20%で、

たしかに単体では筆頭株主ではあるのですが、

創業者の中山さん一族(アミューズキャピタル含む)で 14.98+9.04+6.35+3.02%で、

33.39%(自己株式除く)持っていますので、株式の1/3保有しているわけでございます。

株主総会の特別決議を単独で否決する権限があることをお忘れなく。

Tencentと合わせると50%超えちゃうので、ほぼこの2社で会社のほぼ全ては決められてしまうわけですけども。

(画像はFact Sheetより)

marv2022q4_7

 

支配株主等に関する事項について

みたいなリリースもありますけどね。

「企業グループとしての方向性を決定できる資本上位会社」であるけれど、子会社ではないのでお間違えなく。

マーベラス(7844)2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)


2022/02/02 Update

四半期報告書-第25期第3四半期(2021年10月1日-2021年12月31日)(マーベラス:PDF)

 

2022/01/31 Post

2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)

通期業績予想の修正に関するお知らせ(マーベラス:PDF)

2022年3月期 第3四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)

2022年3月期 第3四半期 決算説明動画(マーベラス:映像&音出ます)

2022年3月期 第3四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)

FACTBOOK(2022年3月期 第3四半期)(マーベラス:PDF)

 

<Summary>

・オンライン売上減少、新型コロナウイルスの影響継続による舞台公演苦戦のなか、

コンシューマの新作・旧作ゲームが国内外で好調に推移。

アミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』が好調な売上推移で、大きく収益貢献で通期上方修正。

配当は33円配で変更なし。

 

<連結経営成績>(累計)

 

売上高

%

営業利益

%

経常利益

%

四半期純利益

%

2019 Q4

26,777

+5.9

4,706

△8.6

4,791

△6.2

3,351

△4.6

                 
2020 Q1

4,518

△28.2

662

+1.8

618

△11.6

343

△22.0

2020 Q2

10,836

△18.6

1,264

△54.3

1,247

△56.5

743

△61.7

2020 Q3

18,546

△8.2

2,111

△49.9

2,135

△50.2

1,336

△53.0

2020 Q4

25,365

△5.3

2,449

△48.0

2,502

△47.8

1,797

△46.4

                 
2021 Q1

4,668

+3.3

890

+34.4

891

+44.1

593

+72.8

2021 Q2

9,419

△13.1

1,699

+34.4

1,678

+34.5

1,160

+56.0

2021 Q3

17,292

△6.8

3,340

+58.2

2,286

+53.9

2,344

+75.4

2021 Q4

25,520

+0.6

4,414

+80.2

4,558

+82.2

3,265

+81.6

                 
2022 Q1

6,473

+38.6

1,464

+64.6

1,474

+65.5

1,074

+81.1

2022 Q2

12,838

+36.3

2,900

+70.7

2,984

+77.7

2,079

+79.2

2022 Q3

18,953

+9.6

4,006

+19.9

4,190

+27.5

2,937

+25.3

2022 Q4
(予想)

25,000

△2.0

4,400

△0.3

4,500

△1.3

3,100

△5.1

単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)

 

画像Ver.

marv22q3

 

■全社:増収増益

・コンシューマの増収増益により増収増益

 

■オンライン事業:減収減益

・新作タイトルとして、2021年11月24日にスマートフォン向けゲームアプリ『千銃士:Rhodoknight(ロードナイト)』の配信を開始したが、収益貢献は限定的

・既存タイトルにつきましては、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』、『剣と魔法のログレス いにしえの女神』、『ブラウザ三国志』といった長期運営タイトルにおいて、コラボ施策や周年イベントを実施したが、経年に加えオンライン市場における競争環境の激化により売上が減少

 

■コンシューマ事業:増収増益

・本年5月に発売した『ルーンファクトリー5』の販売好調に加え、その他旧作のリピートタイトルが堅調に推移

・2019年に発売した『牧場物語 再会のミネラルタウン』のPlayStation®4版とXBOX版を2021年10月及び11月に、海外アクイジションタイトル『The Riftbreaker(リフトブレイカー)』のPlayStation®5ダウンロード版を同年10月14日に発売

・キッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』が、2021年12月に累計プレイ回数1億回を突破するなど、引き続き好調に推移

・新コンセプトによる小型プライズマシン『TRYDECK(トライデッキ)』を、同年11月より全国のアミューズメント施設にて順次稼働開始

 

■温楽映像事業:増収減益

・TVアニメ『吸血鬼すぐ死ぬ』を2021年10月から12月に放送し好評を博した

・劇場版プリキュアの最新作『映画トロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』が同年10月23日に公開

・TVアニメ『トロピカル~ジュ!プリキュア』、TVアニメ『遊☆戯☆王SEVENS』等のパッケージ商品化

・それぞれのシリーズ最新作となる「舞台『血界戦線』Blitz Along Alone」、「PERSONA5 the Stage #3」等に加え、新規タイトルとして『ワールドトリガー the Stage』の公演を実施

・第2四半期において、2021年1月から6月に公演を実施した「舞台『刀剣乱舞』」の売上計上があったこと等により、前年同期比で増収となったが、新型コロナウイルスの影響により大幅な減益

 

各セグメントの数字は決算説明資料Fact Sheet決算短信に乗ってる数字で紹介します。クリックで拡大します。

 

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marv22q3_3 

marv22q3_4 marv22q3_5

 

収益認識関係:数字は累計(単位:百万円)

  1Q
(4/1~6/30)
2Q
(4/1~9/30)
3Q
(4/1~12/31)
4Q
(4/1~3/31)
オンラインゲーム関連

1,447

2,954

4,568

 
コンシューマゲーム関連

3,051

5,168

6,764

 
アミューズメントゲーム関連

1,225

2,830

4,704

 
音楽・映像コンテンツ関連

337

644

846

 
舞台公演関連関連

410

1,240

2,069

 

 

 

決算説明資料 から2022年3月期 4Qの取り組み

<オンライン事業>

・新作ゲームアプリ『千銃士:Rhodoknight』の育成に引き続き注力

・既存タイトルはコラボ施策等継続し、売上確保に努める

 

<コンシューマ事業>

・シリーズ最新作『ルーンファクトリー5』の北米・欧州版を2022年3月に発売予定

・『ポケモンメザスタ』は2月より新弾稼動予定、『ポケモンガオーレ』海外展開も継続

 

<音楽映像事業>

・音楽映像はTVアニメ「プリキュア」新シリーズ『デリシャスパーティ♡プリキュア』が2月放送開始、『吸血鬼すぐ死ぬ』、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ ミレニアムシーンズ』等をパッケージ商品化

・舞台公演は4Qに3作公演予定、来期に向けても複数公演を準備

 

 

<COVID-19は続くものの着実な結果でよかったね・・・なbelieveがこう見る>

・ノーサプライズといえばノーサプライズではあるのですが、上方修正できる余裕あるんだという感じ。

ポケモンありがたいっすねぇ。

 

感染者数が減ってきていい環境になったな~と思ったらすぐ感染者数は過去最高を更新するし、

舞台でいえば演者さんやスタッフが感染すると、最悪公演自体が中止になったり厳しい状況ですね。

お客さん側も行きたくても行けないっていう人は多そうで、

オンライン配信もあるけど収益的には変わりになってないですね。感染症対策もお金かかるだろうしなぁ。

 

『千銃士:Rhodoknight』は今までのアプリゲーに比べれば可能性はありそうだけど4Q以降どうなんだろう。

 

来期はいろいろと動きそうな感じでありますが、さてさてどうなりますでしょうか。