マーベラス(7844)2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2022/11/03 Update
・四半期報告書-第26期第2四半期(2022年7月1日-2022年9月30日)(マーベラス:PDF)
2022/10/31 Post
・2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)
・2023年3月期 第2四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)
・2023年3月期 第2四半期 決算説明動画(マーベラス:映像+音出ます)
・2023年3月期 第2四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)
・FACTBOOK(2023年3月期 第2四半期)(マーベラス:PDF)
<Summary>
・『ポケモンメザスタ』と『ポケモンガオーレ』が好調も、前期の「ルーンファクトリー5」反動で減収減益。
・円安により営業外収益に為替差益6.7億円計上(1Qは3.8億円)
・『デジプラコレクション まるごと鉄道!』を8月 10 日に配信開始も想定を下回る厳しい立ち上がり
・(2Qではないが)『ドルフィンウェーブ』を 10月20日に配信し、各ストアのセールスランキングで上位に入るなど、好調なスタート
・音楽映像では舞台公演関連の補助金の計上があったことや、コロナ禍からの若干の収益改善。
・通期予想は変更なし
・今後の投資計画として、複数事業が連携したプロジェクトの立ち上げや、次世代に向けた既存 IP の新展開を推し進めていきたい
<連結経営成績>(累計)
売上高 | % | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 四半期純利益 | % | |
H27 Q4 | 26,441 | +30.1 | 4,412 | +46.8 | 4,583 | +50.7 | 2,178 | +15.7 |
H28 Q4 | 31,820 | +20.3 | 5,418 | +22.8 | 5,228 | +14.1 | 3,602 | +65.4 |
H29 Q4 | 29,387 | △7.6 | 5,754 | +6.2 | 5,810 | +11.1 | 4,165 | +15.6 |
H30 Q4 | 25,291 | △13.9 | 5,147 | △10.6 | 5,105 | △12.1 | 3,513 | △15.6 |
2019 Q4 | 26,777 | +5.9 | 4,706 | △8.6 | 4,791 | △6.2 | 3,351 | △4.6 |
2020 Q4 | 25,365 | △5.3 | 2,449 | △48.0 | 2,502 | △47.8 | 1,797 | △46.4 |
2021 Q1 | 4,668 | +3.3 | 890 | +34.4 | 891 | +44.1 | 593 | +72.8 |
2021 Q2 | 9,419 | △13.1 | 1,699 | +34.4 | 1,678 | +34.5 | 1,160 | +56.0 |
2021 Q3 | 17,292 | △6.8 | 3,340 | +58.2 | 2,286 | +53.9 | 2,344 | +75.4 |
2021 Q4 | 25,520 | +0.6 | 4,414 | +80.2 | 4,558 | +82.2 | 3,265 | +81.6 |
2022 Q1 | 6,473 | +38.6 | 1,464 | +64.6 | 1,474 | +65.5 | 1,074 | +81.1 |
2022 Q2 | 12,838 | +36.3 | 2,900 | +70.7 | 2,984 | +77.7 | 2,079 | +79.2 |
18,953 | +9.6 | 4,006 | +19.9 | 4,190 | +27.5 | 2,937 | +25.3 | |
2022 Q4 | 25,728 | +0.8 | 4,600 | +4.2 | 5,054 | +10.9 | 3,817 | +16.9 |
2023 Q1 | 5,319 | △17.8 | 780 | △46.7 | 1,132 | △23.2 | 752 | △30.0 |
2023 Q2 | 11,546 | △10.1 | 1,774 | △8.8 | 2,427 | △18.7 | 1,655 | △20.4 |
2023 Q4 (予想) | 25,000 ~28,000 | △2.8 | 4,000 | △13.1 | 4,200 | △16.9 | 2,940 | △23.0 |
単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)
<全社:減収減益>
・上記のSummaryと同じ。
<デジタルコンテンツ事業:減収減益>
■コンシューマ部門
・それぞれ2021年にNintendo SwitchTM向けに発売した、『ルーンファクトリー5』のSteam®版を2022年7月14日に、『牧場物語 オリーブタウンと希望の大地』のPlayStation®4版を同年7月28日に発売
・当第2四半期におきましては、マルチプラットフォーム展開以外のタイトルの発売はなく、前年5月に発売し好調な販売を記録した『ルーンファクトリー5』の反動減により、前年同期比で減収減益
■オンライン部門
『剣と魔法のログレス いにしえの女神』や『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』において、人気IPとのコラボ施策等を実施したが、経年により売上が減少
・子会社である株式会社ジー・モードより、スマートフォン向けゲームアプリ『デジプラコレクション まるごと鉄道!』の配信を2022年8月10日より開始したが、期待通りの成績を上げることができなかった
<アミューズメント事業:増収増益>
・主力であるキッズアミューズメントマシン『ポケモンメザスタ』において、2022年7月7日より稼動を開始した新弾「ダブルチェイン1弾」が非常に好調に推移し、過去最高の売上を更新
・海外展開中の『ポケモンガオーレ』につきましても、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けていた一部地域の市場の改善により、稼動状況が回復
<音楽映像事業:減収増益>
■音楽映像制作部門
・劇場版プリキュアの最新作『映画デリシャスパーティ♡プリキュア夢みる♡お子さまランチ!』同時上映『わたしだけのお子さまランチ』が2022年9月23日に公開となり、公開10日間で興行収入が5億円を突破するなど、好調なスタート
・アニメ『刀剣乱舞-花丸-』シリーズの新作三部作の第2弾「特『刀剣乱舞-花丸-』~月ノ巻~」を2022年7月8日より、第3弾「特『刀剣乱舞-花丸-』~華ノ巻~」を同年9月1日より劇場公開
・TVアニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』、TVアニメ『アオアシ』等のパッケージ商品化
■ステージ制作部門
・「ミュージカル『テニスの王子様』」、「舞台『弱虫ペダル』」、『ワールドトリガー the Stage』、「ミュージカル『青春-AOHARU-鉄道』」といったシリーズ作品の新作公演を実施した。しかしながら、公演関係者の新型コロナウイルスの感染に伴い、一部の公演が中止
・前年同期に売上計上した「舞台『刀剣乱舞』」大型公演の反動により減収となったが、当期第1四半期において、コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金等を計上したことや、コロナ禍からの若干の収益改善などにより、前年同期比で増益
<通期業績予想>(太字は2Qアップデート)
■コンシューマゲーム
・5/19~5/20:DEADCRAFT(デッドクラフト)(Nintendo Switch/PlayStation 4・5/Xbox Series X|S・Xbox One/Steam)→ 目標を下回る販売推移
・7/14:ルーンファクトリー5(Steam)
・7/28:牧場物語 オリーブタウンと希望の大地(PlayStation 4)
・10/6:No More Heroes 3(PlayStation 4・5/Xbox Series X|S・Xbox One/Steam)
・2023/1/26:牧場物語 Welcome!ワンダフルライフ(フルリメイク:Nintendo Switch)
・2023/3/02:ルーンファクトリー3スペシャル(フルリメイク:Nintendo Switch)
・2022年 → 2023/3/16:LOOP8(ループエイト)(Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/Steam)
■オンラインゲーム
・配信中:剣と魔法のログレス いにしえの女神→ オーバーロードコラボが好評を博した
・配信中:シノビマスター閃乱カグラ NEW LINK→ 新プレイアブルキャラが好評を博した
・配信中:千銃士:Rhodoknight (ロードナイト)→ 収益への貢献は限定的
・今夏→8/10~:デジプラコレクション まるごと鉄道!(iOS/Android:子会社ジー・モード配信)→ 配信開始も想定を下回る厳しい立ち上がり
・2022年→10/20~:ドルフィンウェーブ(iOS/Android/DMM:子会社 、HONEY PARADE GAMES配信) → 各ストアのセールスランキングで上位に入るなど、好調なスタート
■アミューズメント
・稼働中:ポケモンメザスタ → 過去最高の売上を達成 → 新弾が過去最高売上
・稼働中:ポケモンガオーレ(海外)→ 一部地域はコロナの影響、その他地域は順調に推移 → 海外『ポケモンガオーレ』は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けていた一部地域の市場の改善により、稼動状況が回復
・~8/31:WACCA(サービス終了)
■音楽映像
・4/3~:遊☆戯☆王ゴーラッシュ!!(TVアニメ)
・4/9~:アオアシ(TVアニメ)
・5月:刀剣乱舞-花丸- ~月ノ巻~(劇場)
・7/8~:刀剣乱舞-花丸- ~月ノ巻~(劇場)
・9/1~:刀剣乱舞-花丸- ~華ノ巻~(劇場)
・9/23~:デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!(劇場)→ 公開10日間で 観興行収入5億円を突破
・10/2 → 2023/春頃に延期:市川三郷ハナミライ-花火*未来-2022(花火)
・2023/1~:吸血鬼すぐ死ぬ2
■ステージ部門
・コンテンツグローバル需要創出促進事業費補助金等の計上(J-LODlive)
・3/19~5/15:舞台 刀剣乱舞 綺伝 いくさ世の徒花
・4/22~5/5:ミュージカル 薄桜鬼 真改 斎藤一 篇
・7/5~7/18:舞台 弱虫ペダル
・7/5~8/28:ミュージカル テニスの王子様 4thシーズン青学vs聖ルドルフ・山吹(一部中止)
・8月:ワールドトリガー the Stage 大規模侵攻編
・8月:ミュージカル 青春-AOHARU-鉄道 ~誰が為にのぞみは走る~
・9月:舞台 刀剣乱舞 綺伝 いくさ世の徒花(Blu-ray/DVD)
・9月:ミュージカル 薄桜鬼 真改 斎藤一 篇(Blu-ray/DVD)
・9月~10月:ダイヤのA The MUSICAL
・10月:ミュージカル『新テニスの王子様』 Revolution Live 2022
・10月~11月:音楽劇 まほろばかなた
・10月~11月:ミュージカル『薄桜鬼』 HAKU-MYU LIVE 3
・11月:舞台 弱虫ペダル The Cadence!(Blu-ray/DVD)
・12月:歌劇 桜蘭高校ホスト部 ƒ
・2023年1月~2月:ミュージカル 憂国のモリアーティ Op.4 -犯人は二人-
・2月:東京カラーソニック!! the Stage
・2月:舞台『刀剣乱舞』禺伝 矛盾源氏物語
・3月:舞台『鋼の錬金術師』
売上高:250億円~288億円(△2.8~11.9%)
営業利益:40億円~46億円(△13.1~0.0%)
経常利益:42億円~48億円(△16.9~△5.0%)
当期純利益:29.4億円~33.6億円(△23.0~△12.0%)
配当は未定のまま。
各セグメントの数字は決算説明資料+Fact Sheet+決算短信に乗ってる数字で紹介します。クリックで拡大します。
<前期>
1Q (4/1~6/30) | 2Q (4/1~9/30) | 3Q (4/1~12/31) | 4Q (4/1~3/31) | |
オンラインゲーム関連 | 1,447 | 2,954 | 4,568 | 6,217 |
コンシューマゲーム関連 | 3,051 | 5,168 | 6,764 | 9,192 |
アミューズメントゲーム関連 | 1,225 | 2,830 | 4,704 | 6,298 |
音楽・映像コンテンツ関連 | 337 | 644 | 846 | 1,466 |
舞台公演関連関連 | 410 | 1,240 | 2,069 | 2,553 |
<今期>
1Q (4/1~6/30) | 2Q (4/1~9/30) | 3Q (4/1~12/31) | 4Q (4/1~3/31) | |
オンラインゲーム関連 | 1,580 | 3,039 | ||
コンシューマゲーム関連 | 1,450 | 2,998 | ||
アミューズメントゲーム関連 | 1,726 | 4,070 | ||
音楽・映像コンテンツ関連 | 213 | 470 | ||
舞台公演関連関連 | 349 | 967 |
<メメントモリの恩恵を受けたようなそうじゃないようなドルフィンウェーブと感じるbelieveはこう見る>
円安が1ドル150円レベルまで進み、マーベラスレベルでも6.7億円の為替差益。
下期に牧場系2本であれば、よほどのことがなければ通期達成は大丈夫そうな気がしますね。
牧場ユーザーの信頼はかなりボトムな気がしますが。
ドルフィンウェーブもフライングスタートみたいな大コケは回避してスタートはよさそうだけど、
いつもここから不具合や運営の不手際で自ら首を締めていくってパターンが多いので注意かなぁと。
やりたいことをやれる技術力とか運営力が乏しいですよね・・・。
私がやっているソーシャルゲームだと定期メンテナンスがにゲームも多いのですが、
新規タイトルならそろそろ定期メンテナンスがないゲームも作ってほしいですね。
音楽映像は演者多くて一人ダメだと公演がコケるっていうのがつらいですね。
主演クラスであればダブルキャストなども採用して回避しようとしてるのかなというのがハガレンの舞台かなぁと。
海外も狙えるタイトルな気がするので、タイミングとかがあえばどうかな。そんな余裕あるかな。
「今後の投資計画として、複数事業が連携したプロジェクトの立ち上げや、次世代に向けた既存 IP の新展開」という言葉もあったので、うまく事業が絡み合って主力IPが生まれる瞬間を見届けたいなぁと思います。
アニメ or ゲームからの舞台などそろそろ出てきてほしいけど、
アニメは毎期ヒット作は出るもののお金をたくさん使って、丁寧に作られた作品が大前提って感じなので
アニメ事業一歩引いている感じのマーベラスからは期待薄かなぁと。
すでに大手がサイクルで回ってるところに1本だけヒットっていうのはとても難しくなってる気がします。
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