マーベラス(7844)2021年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)


2020/08/08 Update

四半期報告書-第24期第1四半期(2020年4月1日-2020年6月30日)(マーベラス:PDF)

遅くなりましたが四半期報告書が公開されてましたので、更新。

 

2020/07/31 Post

2021年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第1四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)

2021年3月期 第1四半期 決算説明動画(マーベラス:動画+音出ます)

2021年3月期 第1四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)

FACTBOOK(2021年3月期 第1四半期)(マーベラス:PDF)

予想に反して?増収増益。

オンライン事業は、ログレスの『魔法少女まどかマギカ』コラボ好調。

コンシューマ事業は、アミューズメントの『ポケモンガオーレ』が大きく影響をうけたものの

ゲームソフト販売部門のリピート販売+Steamサマーセールが好調で増益確保。

音楽映像事業は、アニメ延期、ステージ制作部門で中止も黒字確保。

好調だった部門がCOVID-19の影響を受けたけど、不調だった部門が盛り返してカバーする熱い展開(ここまでは)

 

 

<連結経営成績>(累計)

 

売上高

%

営業利益

%

経常利益

%

四半期純利益

%

H30 Q4

25,291

△13.9

5,147

△10.6

5,105

△12.1

3,513

△15.6

 

2019 Q1

6,296

+30.6

650

△8.2

699

△1.6

440

△16.7

2019 Q2

13,314

+20.9

2,767

+56.8

2,870

+60.9

1,941

+57.0

2019 Q3

20,193

+16.1

4,210

+42.1

4,285

+43.3

2,842

+40.4

2019 Q4

26,777

+5.9

4,706

△8.6

4,791

△6.2

3,351

△4.6

                 
2020 Q1

4,518

△28.2

662

+1.8

618

△11.6

343

△22.0

2020 Q2

10,836

△18.6

1,264

△54.3

1,247

△56.5

743

△61.7

2020 Q3

18,546

△8.2

2,111

△49.9

2,135

△50.2

1,336

△53.0

2020 Q4

25,365

△5.3

2,449

△48.0

2,502

△47.8

1,797

△46.4

                 
2021 Q1

4,668

+3.3

890

+34.4

891

+44.1

593

+72.8

2021 Q4

未定

未定

未定

未定

 

単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)

 

画像Ver.

marv2021q1

 

各セグメントの数字は決算説明資料Fact Sheetに乗ってる数字が分かりやすいかなということで

こちらを載せてみます。クリックで拡大します。

 

 

marv2021q1_2

marv2021q1_3marv2021q1_4

 

各事業 2021年3月期の取り組み(抜粋)

<全社>

・テンセントグループとの資本業務提携(2020/05/25)

 

<オンライン事業>

■1Q

・『シノビマスター閃乱カグラNEW LINK』は好調を維持

・『剣と魔法のログレスいにしえの女神』は6月実施のコラボ効果で前1Qを上回る売上に

・新作アプリ『一騎当千エクストラバースト』を5月末より配信開始、立ち上がり順調

 

■2Q以降

・『ガール・カフェ・ガン』は7月22日付で西山居社へ配信・運営を移管

・新作『 一騎当千エクストラバースト』の主力化に注力

・『Fate/EXTELLA』、『Fate/EXTELLA LINK』をiOS・Android用ゲームアプリとして7月配信開始

→コンシューマ版の移植+買い切り型

 

<コンシューマ事業>

■1Q

・新型コロナウイルスによる影響でアミューズメントの売上が減少したものの、

ゲームソフトは巣ごもり需要もあり、リピート販売が伸長し増益

・『Rune Factory 4 Special』等、旧作のリピート販売や米国子会社においてSteamサマーセールが好調に推移

・『ポケモンガオーレ』は新型コロナウイルスによる外出自粛や店舗休業に伴う稼動停止でインカムが低下

 

■2Q以降

・『牧場物語再会のミネラルタウン』の北米・欧州版、Windows PC (Steam)版を海外子会社より7月発売

和風アクションRPG『天穂のサクナヒメ』を11月に、シリーズ最新作『ルーンファクトリー5』を年内に発売予定

新筐体『 ポケモンメザスタ』を今秋以降稼動開始予定、それに伴い『ポケモンガオーレ』は稼動終了予定

 

<音楽映像事業>

■1Q

・新型コロナウイルスによる影響でアニメが一部放送延期にステージ公演も1Qの公演が全て中止・延期となり

減収減益ただし、前期公演の一部タイトル収益の今期計上や、前期公演分のパッケージ商品発売等により、

一定収益は確保

・ステージは、4月以降複数の公演が中止または延期に

 

■2Q以降

・『アクダマドライブ』を10月より放送開始予定 → 公式HP(主幹事はNBCユニバーサルっぽい)

・8月公演予定の大型イベント「刀剣乱舞-ONLINE-」五周年記念「刀剣乱舞大演練」は今年の公演実施を見送り、今後は政府・地方自治体の方針や全国公立文化施設協会のガイドライン等に従いながら公演実施の可否を判断

 

<新型コロナウイルスの影響>

■2020/05時点の認識

>・オンライン、コンシューマゲームにおいては、新型コロナウイルスの影響は限定的

>・アミューズメントは、国内外の店舗休業による筐体の稼働停止や外出自粛要請によりインカムが大幅に落ち込む等、影響大

>・音楽映像・ライブエンターテイメントにおいても大規模イベント自粛要請により、イベントや舞台等の中止が発生、長期化により影響拡大の懸念

 

■2020/07時点の認識

・オンライン

巣ごもり需要は落ち着く見込みではあるものの、引き続き好調維持に努力

 

・コンシューマゲーム

コンシューマゲームにおいても好調維持に努力

・アミューズメント

緊急事態宣言解除後、回復傾向にはあるものの、今後の状況次第では再び影響が拡大する可能性あり

 

・音楽映像

劇場版アニメの公開延期や関連商品の発売延期、ライブの中止等通期業績へ影響

・ライブエンターテイメント

政府・地方自治体の方針や全国公立文化施設協会のガイドライン等に従いながらの公演を実施予定も、

観客動員数制限等や感染再拡大の懸念もあり、厳しい状況が続く見込み

 

 

<特別損失がどこまで膨らむか、抑えられるかがポイントとみる believeはこう見る>

前期に2020/04~5月に公演予定のもので、公演中止損失等で2億2500万円を計上していて、

今期1Qの公演中止損失等は1200万円で抑えられている感じ。

 

現在は5000人以下か、会場キャパシティーの50%以下ということで、

・舞台が公演できる:チケット価格が上げられないなら公演ベースではおそらく赤字+会場対策費も重荷、

グッズ+パッケージなどで黒字にもっていけるか?

・舞台が公演→途中COVID-19の影響などで公演中止:一番業績には影響が出そう

・舞台を前もって公演中止=一番業績には影響が少ないけど、今後プラスだと思われるパッケージなどは出ない

 

またどのパターンでも、配信などでカバーができるかですね。

今までの公演貯金で1~2年は頑張るしかなく、それでも新しいものは作っていかないといけないということで

本当ミュージカル・舞台は厳しいですよねぇ。

1Qは公演がなかったから黒字だったっていうのは十分ありえると思うんですよね。

前期公演の一部タイトル収益の今期計上や、前期公演分のパッケージ商品発売等もあったということですし。

公演をやると決めたものは、とにかく最後まで無事に完走できるのを祈るばかりです。

2Q以降の音楽映像事業に注目ですな。

 

今年は『天穂のサクナヒメ』『ルーンファクトリー5』など

農業で乗り切れるか、農業パワーが炸裂するか・・・今期はマジでキーは農業なのでは?と思っております。

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