マーベラス(7844)2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
・2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラス:PDF)
・業績予想の修正に関するお知らせ(マーベラス:PDF)
・2020年3月期 第3四半期 決算説明資料(マーベラス:PDF)
・2020年3月期 第3四半期 決算説明動画(マーベラス:PDF)
・2020年3月期 第3四半期 決算説明動画 説明概要(マーベラス:PDF)
・FACTBOOK(2020年3月期 第3四半期)(マーベラス:PDF)
「ログレス物語(ストーリーズ)」と「ガール・カフェ・ガン」不発で下方修正。
前者はただ出しただけ?って感じだし、後者は初動はよかったけどバグで自滅。
オンライン事業、開発費評価減で3Q単体では赤字。
33円配当は維持だけど、下方修正後の1株当たり当期純利益が28.99円なので、
当期純利益15億円予想(28.99円/1株) < 配当金総額17億2300万円(33円/1株)になっちゃいますね。
とはいえ3Q時点で利益剰余金142億円もあるので、赤字にでもならない限りは現在の配当金額維持されそう。
<連結経営成績>(累計)
売上高 | % | 営業利益 | % | 経常利益 | % | 四半期純利益 | % | |
H29 Q4 | 29,387 | △7.6 | 5,754 | +6.2 | 5,810 | +11.1 | 4,165 | +15.6 |
H30 Q1 | 4,822 | △22.3 | 708 | +11.1 | 711 | +73,4 | 528 | +74.5 |
H30 Q2 | 11,014 | △15.3 | 1,764 | +33.9 | 1,784 | +69.1 | 1,236 | +54.7 |
H30 Q3 | 17,390 | △19.6 | 2,962 | △22.5 | 2,990 | △23.7 | 2,025 | △28.2 |
H30 Q4 | 25,291 | △13.9 | 5,147 | △10.6 | 5,105 | △12.1 | 3,513 | △15.6 |
2019 Q1 | 6,296 | +30.6 | 650 | △8.2 | 699 | △1.6 | 440 | △16.7 |
2019 Q2 | 13,314 | +20.9 | 2,767 | +56.8 | 2,870 | +60.9 | 1,941 | +57.0 |
2019 Q3 | 20,193 | +16.1 | 4,210 | +42.1 | 4,285 | +43.3 | 2,842 | +40.4 |
2019 Q4 | 26,777 | +5.9 | 4,706 | △8.6 | 4,791 | △6.2 | 3,351 | △4.6 |
2020 Q1 | 4,518 | △28.2 | 662 | +1.8 | 618 | △11.6 | 343 | △22.0 |
2020 Q2 | 10,836 | △18.6 | 1,264 | △54.3 | 1,247 | △56.5 | 743 | △61.7 |
2020 Q3 | 18,546 | △8.2 | 2,111 | △49.9 | 2,135 | △50.2 | 1,336 | △53.0 |
2020 Q4 (修正後予想) | 24,000 | △10.4 | 2,300 | △51.1 | 2,300 | △52.0 | 1,500 | △55.2 |
2020 Q4 (修正前予想) | 26,000 | △2.9 | 3,800 | △19.3 | 3,800 | △20.7 | 2,600 | △22.4 |
単位:「百万円」、△はマイナス、%は前年同期との比較、各Qのリンクは各決算へのリンク(Air-be blog内)
画像Ver.
各セグメントの数字は決算説明資料+Fact Sheetに乗ってる数字が分かりやすいかなということで(手抜きではないぞ)
こちらを載せてみます。クリックで拡大します。
各事業4Qの取り組み
<オンライン事業>
・今冬配信を予定していたノベルアプリはリリース時期見直しにより延期を決定
・新規アプリゲームはクオリティ向上のため来期へリリース延期
<コンシューマ事業>
・「ルーンファクトリー4スペシャル」を北米・欧州で2月に発売予定
<推しが上方修正出したら死ぬ believePはこう見る>
Q2の時のコメントを見ると察しって感じだっただろうか。
>・2020年3月期 第2四半期 決算説明会動画(マーベラス:PDF)
>・2020年3月期 第2四半期 決算説明会 説明概要(マーベラス:PDF)
>動画説明している許田社長、役員紹介の画像から比べて、めっちゃ白髪になってるんだけどそんなに激務なの・・・?
・新規ノベルアプリと新規アプリゲームについても来期にリリース延期。
もうアプリゲーム飽和状態だし、これも出る前から評価減候補じゃないのって期待値になっちゃいますよね。
ユーザがガチャに疲れ切って、
会社側は開発費は上がっていくのに課金してもらえず、
そんな確率のガチャ誰が回すんだよwwみたいなゲームも増えてきましたね。
あと劣悪なのが最高レアが当たる確率は3%なんだけど、
3%内のピックアップ(今回のガチャの当たり)は
0.4%×3枚とかいうガチャ=これはデレステなんですけど、
それ目当てのカード普通は当たらないよね?って感じですよね。
300連(全部課金だと9万円相当)で、天井設定(好きなカードが引ける)
されてるだけマシみたいな感覚はおかしいですからね。
ゲームが楽しいからやってたはずなのに
いつからかガチャ回すために繰り返し作業を行うゲーム、これはゲームなんだろうか。
そのゲームいつから面白さがなくなったんだろうって感じますね。
ゲームが楽しいからゲームをやる!っていうのは、もちろん例外はあるけれど
ちゃんと区切りや終わりがあるコンシューマゲーが優位なんじゃないかなと思います。
(長年続いていて新規ユーザが入ってくるゲームを作ってる人たちは本当えらい!)
せっかくそのチャンネルを持っていて、かつ自社でタイトルが出せて作れて、
新規IPも作れる会社って、日本だと貴重だったりするんですよ。恵まれてるんですよ。よろしくね。
それだけ課金してもらうまでのハードルが上がってる中、
それでもガチャゲー作ってていいんだろうかって感じがします。
それでも回してくれる人がいる限り続くフォーマットなんでしょうけど、一部を除き苦しい。
数年間作ってたゲームが、半年とかでサービス終了するゲームが量産されてる現実
制作側はどう思ってるんでしょうね。Win-Winではなくその逆のような。あまりハッピーな感じはしない。
とはいえスマホで気軽にできる+更新速度が速いっていうのはうらやましいんだけど
ポテンシャルを生かしきれてない気がする。
Switchの「牧場物語」は相当よかったと思われる。ずいぶんとCM等でも推されてた気もするし。
「DAEMON X MACHINA(デモンエクスマキナ)」の名前は資料から消える(´・ω・`)
「WACCA」の名前も資料から消える(´・ω・`)
こうなると来世に期待!というわけにもいかず、どう反転していくかということなんだけど、
マーベラスのゲーム、発表時に一定の期待はしてもらえてる気がするんだけど、
そこがピークでリリース時には出たんだ・・・くらいの反応というか。
リリースされるとマーベラスクオリティーだったねみたいな(いい意味ではない)
出てから盛り上がるっていうのが少ない気がするので、出てからの盛り上がりみたいなのが欲しいですよね。
宣伝も相当下手だよね。任天堂とCygamesがうまいだけなのかな。
後は舞台音楽含め、全セグメント1つ1つの作品を大事にしてほしいっすよというか。
他社のヒット作品使わせてもらってそんな扱いかよみたいなの多い印象なんで、もっと丁寧にできるところはあるはず。
今までのやり方がうまくいってないんだから、変えていかないとって感じですね。
そうそうガラッと変わったといえば(ちゃんと発表できるネタがあってよかった)
マーベラスのアニメ製作していた丸山さん(マーベラスは2018年12月まで)がジェンコに移ってたんですよ。
魔術師オーフェン1話見たら、丸山さんの名前あっておっ!と思ったんですけど。
「本好きの下剋上」「放課後さいころ倶楽部」「魔術士オーフェンはぐれ旅」担当されてるようで、
2019年1月からジェンコなんですねぇ。
マーベラスでもそんなにヒット作品は出てなかったけど頑張ってというお話でした。
人材の流動が激しいと聞く業界ですが、これだけ中核が抜けた結果なのかもしれないですね。
出来る人は勢いあるところに行って実力を発揮したいという気持ちはあるだろうしなぁ。
オンライン・アニメやりたくてマーベラスに入ってくる人はそんなにいないだろうし。
舞台も中山さんいなくなりどうでしょって感じだし。ネルケの方が手広くやってる感じはある。利益は別にして。
コンシューマは結果も出てるので、わりとよさげなんだけどなぁ。
そういう流れを断ち切らないと、優秀な人は入ってこなくなり回らなくなっていくんでしょうね。
コンシューマを軸にまずは1本ゴール決めていきましょう。
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