マーベラスAQL(7844)平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
・平成25年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)(マーベラスAQL:PDF)
・剰余金の配当に関するお知らせ(マーベラスAQL:PDF)
・取締役候補者に関するお知らせ(マーベラスAQL:PDF)
大幅増収、営業・経常利益倍増、減益。1250円配(予想より+250円、東証1部上場記念配50円含む)
24年3月期は合併による負ののれん22億円を計上して純利益が増えていたので、実質的には増収増益。
決算説明会・資料が載りましたら修正・追加する場合があります。
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | |
H24 Q4 | 104億2300万円 | 10億4400万円 | 10億2500万円 | 35億3300万円 |
H25 Q1 | 30億1600万円 | 2億7800万円 | 2億5900万円 | 1億4900万円 |
H25 Q2 | 79億0400万円 | 11億0500万円 | 10億2100万円 | 6億4500万円 |
H25 Q3 | 121億4300万円 | 17億1500万円 | 16億7300万円 | 13億8600万円 |
H25 Q4 | 185億円 | 22億円 | 21億3000万円 | 12億9000万円 |
H25 Q4(修正) (前年比) | 170億円 | 22億円 | 21億5000万円 | 17億5000万円 |
H25 Q4 (2013/05/10) (前期比) | 175億7900万円 | 23億2900万円 | 23億2500万円 | 19億1900万円 |
H26 Q2(予想) (2013/05/10) (前期比) | 80億円 | 8億5000万円 | 8億4500万円 | 5億円 |
H26 Q4(予想) (2013/05/10) (前期比) | 200億円 | 29億円 | 28億9000万円 | 17億7000万円 |
△はマイナスや赤字を意味します。リンク先はリリースPDF。
>1.経営成績・財政状態に関する分析
>当社は、平成23年10月1日付で当社を存続会社とした吸収合併方式により、
>株式会社AQインタラクティブ及び株式会社ライブウェアと合併いたしました。
>また、合併に伴い、報告セグメントも
>「オンライン事業」「コンシューマ事業」「音楽映像事業」の3事業に変更いたしました。
>したがいまして、前年同期との比較において前提条件が大きく異なることから比較数値は表示しておりません。
>また、当社グループは、平成25年1月11日付で株式会社エンタースフィアの発行済株式52.7%を取得いたしました。
>この結果、当社グループは、平成25年3月31日現在、当社、連結子会社6社及び関連会社1社で構成されております。
>(1)経営成績に関する分析
>①当期の経営成績
>当社グループが属するエンターテイメント業界は、国内ソーシャルゲーム市場が依然として成長を続けており、
>今後も拡大基調を維持するものとみられております。一方、家庭用ゲーム市場につきましては、
>減少基調の推移となっておりますが、平成24年は前年比でほぼ横ばいとなり、
>特にニンテンドー3DSの販売が好調に推移しました。
>また、音楽・映像分野は、厳しい環境の中にも音楽ソフト市場に回復の兆しが見られ、
>映像ソフトにおきましてもブルーレイディスク市場の成長が見られました。
>このような状況下、当社グループは、多彩なエンターテイメントコンテンツをあらゆる事業領域において
>様々なデバイス向けに展開する「マルチコンテンツ・マルチユース・マルチデバイス」戦略を掲げ、
>総合エンターテイメント企業として、
>強力なIPを中核とするブランディング戦略・アライアンス戦略・グローバル戦略を積極的に推進し、
>話題性の高いコンテンツの提供とサービスの強化に取り組んでまいりました。
>この結果、当期(平成24年4月1日~平成25年3月31日)の業績は、
>売上高17,579百万円、営業利益2,329百万円、経常利益2,325百万円、当期純利益1,919百万円となりました。
<オンライン事業>
売上高:72億6900万円、営業利益:6億6500万円
(4Q 売上高:87億円 74億円(2Q予想時から△13億円)、セグメント利益:11億3000万円(3Q時予想))
3Q 売上高:52億7600万円、セグメント利益:6億3200万円
2Q 売上高:33億3100万円、セグメント利益:4億6000万円
1Q 売上高:15億6500万円、セグメント利益:3億0500万円
・引き続き好調を維持しましたPCブラウザゲーム「ブラウザ三国志」、「ブラウザプロ野球」、
「剣と魔法のログレス」等の既存主力タイトル
・モバイルゲームでは平成24年5月サービス開始の「一騎当千バーストファイト」、
平成24年11月サービス開始の「閃乱カグラNewWave」が順調な立ち上がり
・スーパークリエイターズシリーズをはじめとした一部不採算タイトルの中止に伴う費用を計上した
・新規タイトルの開発期間延長等により、当初予定していたタイトルのリリースに遅れが生じた
主な作品
◎:一騎当千バーストファイト(2012/05/16~)30万人突破→50万人(3Q時点)
◎:閃乱カグラ NewWave(2012/11/28~)20万人突破→25万人(3Q時点)
△:牧場物語 for dゲーム(2013/01/28~)
○:ブラウザ三国志、ブラウザ三国志モバイル
○:剣と魔法のログレス
○:ブラウザプロ野球
○:ブラウザプロ野球NEXT(2013/02/05~)
×:ブラウザ戦国BASARA(2012/06/05~2012/12/27)
×:マルハンドリームネット(2012/08/01~2013/02/28)
×:スーパークリエイターズシリーズ
×:ノーモア☆ヒーローズ ワールドランカー(Android:2012/08/30~2013/02?・iOS 2012/10/30~2013/02?)
×:コンボキマール(Android:2012/08/30~・iOS:2012/10/24~2013/02)
×:J.J.ROCKETS(Android:2012/09/11~・iOS 2012/10/31~2013/02)
×:GTマスター(Android・iOS:2012/11/9~2013/02)
×:バディ モンスター(仮題)(???)→プロペが単独でやってて好調っぽい。
×:牧場物語(ー)→おそらくiOS/Android向けへ開発中
?:ブラウザヱヴァンゲリヲン(2013)
今期
△:コインサーガ(2013/04/09~)(私はけっこう好きだけど)
<コンシューマ事業>
売上高:70億5900万円、営業利益:18億1900万円
(4Q 売上高:66億円 64億円(2Q予想時から△2億円)、セグメント利益:13億3000万円(3Q時予想))
3Q 売上高:44億6300万円、セグメント利益:11億9600万円
2Q 売上高:31億1000万円、セグメント利益:7億4500万円
1Q 売上高:6億5800万円、セグメント利益:1100万円
・ニンテンドー3DS向けゲームソフトの販売が好調に推移
・新型ハード機であるPS Vita向けのゲームソフトについても好調な販売を記録
・特に、閃乱カグラシリーズは、「閃乱カグラ Burst -紅蓮の少女達-(ニンテンドー3DS)」、「閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-(PSVita)」の連続ヒットにより、当社の新しいIPとして、その地位を確立することが出来た
・「ルーンファクトリー4(ニンテンドー3DS)」、「フェイト/エクストラ CCC(PSP)」、「朧村正(PS Vita)」等その他の新作も、好調な販売を記録
・受託開発部門におきましては、ソニー・コンピュータエンタテインメントの「SOUL SACRIFICE(PS Vita)」の受託開発が順調に進捗
・アミューズメント部門におきましては、平成24年7月に稼働を開始したキッズアミューズメント筐体「ポケモントレッタ」が、立ち上げ当初から好調な稼働を継続
主な作品
◎:牧場物語 はじまりの大地(3DS 2012/02/23 リピート)
○:アサルトガンナーズ(Vita DL 2012/06/28)
◎:ルーンファクトリー4(3DS 2012/07/19 約15.3万本+→16.8万本)(3Q時点)
◎:閃乱カグラBurst -紅蓮の少女達-(3DS 2012/08/30 約10.3万本+→10.6万本)(3Q時点)
乳:閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-(Vita 2013/02/28)(15万本)
◎:SOUL SACRIFICE(Vita 受注+ロイヤリティ 2013/春→2013/3/7)
△:英国探偵ミステリア(PSP 2013/03/07)
◎:Fate/Extra CCC(PSP 2013/02/21→2013/03/28)(11万本)
◎:朧村正(Vita 2013/03/28)(10万本
◎:The Last Story(Wii 海外 2012/08/14 約17万本?)
○:Pandora's Tower(パンドラの塔 君のもとへ帰るまで)(Wii 海外 2013/03/26)
◎:ポケモントレッタ(2012/07~ 3000台+、600万枚+)(3Q時点)
今期
予:朧村正 DLC(Vita 2013/春~夏?)
予:VALHALLA KNIGHTS 3(Vita 2013/5/23)
予:ポケモントレッタラボ for ニンテンドー3DS(3DS 企画・開発・販売 2013/08/10)
予:海王(3DS 2013)
予:ブラウザ三国志 Next(Vita ?)
予:DEADLY PREMONITION(レッドシーズプロファイル完全版)(PS3/Xbox 360 海外ライセンス・国内販売?)
予:Rune Factory 4(3DS 海外 2013/7/16)
予:Killer is Dead(PS3/Xbox 360 海外 2013/08/27)
予:VALHALLA KNIGHTS 3(Vita 海外 2013/09/03)
<音楽映像事業>
売上高:32億5600万円、営業利益:7億3800万円
(4Q 売上高:32億円、セグメント利益:6億1000万円(2Q時予想))
3Q 売上高:24億0300万円、セグメント利益:5億3800万円
2Q 売上高:14億6200万円、セグメント利益:3億4400万円
1Q 売上高:7億9200万円、セグメント利益:2億0500万円
・「プリキュア」シリーズがテレビアニメ・劇場版ともにヒットし、大きく収益貢献
・新たにテレビ放映アニメ「人類は衰退しました」を制作
・ステージ制作部門におきましては、「ミュージカル『テニスの王子様』」において合計95公演分の実績を計上、イベント興行や関連DVDの販売も好調に推移
・「舞台『弱虫ペダル』箱根学園篇~眠れる直線鬼」の公演チケットが即日完売となるなど、前作同様に大好評を博した
・「ミュージカル『薄桜鬼』」、「VISUALIVE『ペルソナ4』」など新たなシリーズ作品も成功を収めた
主な作品
◎:映画プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち(Movie・Blu-ray/DVD 2012/03/17~・2012/07/18)
◎:スマイルプリキュア!(CD・DVD 2012/03~・2012/06~2013/05)
△:人類は衰退しました(Blu-ray/DVD 2012/09~2013/02 セル:約5000枚)
○:スマイルプリキュア!(Blu-ray BOX 2012/10~2013/06)
◎:スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!(Movie 2012/10/27~)
△:GA 芸術科アートデザインクラス Blu-ray BOX(Blu-ray BOX 2012/11/21 3000BOX)
△:閃乱カグラ(原作・製作委員会 2013/01アニメスタート→製作委員会的にはあまり関係ない)
○:ドキドキ!プリキュアOP/ED(CD 2013/03/06)
◎:映画プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち(Movie 2012/03/16~)
○:映画 プリキュアオールスターズ DX Blu-ray DX BOX(Blu-ray BOX 2012/03/20)
○:スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!(Blu-ray/DVD 2013/03/20)
△:美少女アニメ Blu-ray BOX 真・恋姫†無双・真・恋姫†無双~乙女大乱~・11eyes・星空へ架かる橋(Blu-ray BOX 2012/03/20)
△:美少女アニメ Blu-ray BOX School Days(Blu-ray BOX 2012/03/22)
△:vistlip(CD 2012/10/31)
◎:ミュージカル テニスの王子様(Stage/DVD)
○:舞台 弱虫ペダル(Stage/DVD)
○:ミュージカル 薄桜鬼(Stage/DVD)
○:ミュージカル ペルソナ4(Stage/DVD)
今期
△:やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。(原作者・製作委員会 2013/04アニメスタート)
△:AURA~魔竜院光牙最後の闘い~(Movie/Blu-ray/DVD 2013/4/13~)
予:美少女アニメ Blu-ray BOX あかね色に染まる坂(Blu-ray BOX 2012/04/26)
◎:ドキドキ!プリキュア関連 DVD/Blu-ray・サントラ・キャラクターアルバム・ボーカルアルバムなど
>②次期の見通し
>次期の事業展開につきましては、当期好調に推移したコンシューマ事業及び音楽映像事業を堅調維持させるとともに、
>引き続きオンライン事業に最大注力してまいります。特に、モバイルゲーム分野におきましては、
>新たに事業の柱となるようなタイトルを立ち上げるべく、これまで以上に取り組みを強化する所存であります。
>以上の取り組みにより、次期の連結業績につきましては、
>売上高20,000百万円、営業利益2,900百万円、経常利益2,890百万円、当期純利益1,770百万円を見込んでおります。
財務諸表より
為替差益:△939万円(1Q)→△1419万円(2Q)→+2842万円(3Q)→6118万円(4Q)
持分法による投資損失:1046万円(1Q)→6713万円(2Q)→6713万円(3Q)→6202万円(4Q)
<マベちゃんファン believe氏はこう見る>
ーー予想通りよりちょっと上で落ち着きましたね
コンシューマはかなりヒットしていたので上方修正が出るかなと思ったが、オンラインが伸びずトントンと言った感じだ。
予想通りオンラインにヒットらしいヒットは出ず、コンシューマは絶好調という結果だった。
コンシューマと同様、マーベラスらしいオンラインゲームを地道に作っていくしかないと思われる。
運がいいことはパズドラが大ヒットし、DeNAやGREEを無理に介さなくてもヒットすることを証明してくれたことで
大ヒットまでは行かなくても今期こそはヒットを出したいところだ。
ーー今期の予想については
まだ細かい資料が出ておらず、どうやって営業増益を実現していくか気になるところなので
なかなか先の話は出来ないとは思うが、ある程度のメドはほしいところだ。
まずはポケモントレッタの着実なヒットを望む。純利益がマイナスなのは税が標準化するためだと思われる。(たぶん)
ーー地味に配当アップは嬉しいですね
1000円予定が1250円となり25%は結構でかい。
ーー久夛良木さんが社外取締役になりそうだが
・久多良木氏、マーベラス社外取締役に(日本経済新聞)
昨年、社外取締役について文句(本文下部&コメント参照)を言っていたが、
1年であっさり退任で個人的には嬉しい展開だ。
代わりに就任したのは一度名前を見たら覚えてしまうPlayStationの生みの親、久夛良木氏まさかの召喚成功。
前日にはポケモンソフト開発IR、10日にはソニーの元副社長が社外取締役と以前のマーベラスでは考えられないことだ。
成功も失敗も体験している社外取締役は心強いかと。
久夛良木さんが就任でPS系注力・任天堂ハード向け撤退とかマジで言ってる人は
いい加減にちょっと病院に行ったほうがいいのではないか。
いずれコンシューマ機からさえ出ない可能性もある中で、そんなのんきなこと言ってられるのか。
ーーそろそろアニメもヒットしたいところです
今までのポジションではゲームが不安定だったため安定的な利益が必要だったが、
もっと攻めの姿勢もほしいところだが、ぶっちゃけ言うと制作陣やその周りがセンスがない気がしている。
自社作品は相変わらず微妙とはいえ安定的な利益を上げているのは正直評価している。
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