いわっち Thank You for playing!(本当にお疲れ様でした)
タイトルはちょっと微妙かなと思いつつ、
ゲームのエンディングでいわっちの名前が出た後にThank you for playing!みたいなメッセージが出たり
#ThankYouIwataっていうTwitterのタグがあったりするしということで。
第一報は東証の適時開示TDNetに掲載された8時45分の
「代表取締役社長の逝去および異動に関するお知らせ(訃報)」(リンクは同じ内容の 任天堂:PDF)
[任天堂HP] 「代表取締役社長の逝去および異動に関するお知らせ(訃報)」を掲載しました。http://t.co/3u7PhVts1L
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) July 12, 2015
その後3分後に投稿されたTwitterなどSNSを通じて広がっていった感じでしょうか。
このお知らせから、マジで時々涙と鼻水が溢れてくる状況で、
こんな状況になったことは今までになくて、あーあ・・・って感じの1日でした。
そしてこれを書いている今も泣きながら書いてる感じでどうしようもない。
・会社情報:取締役・監査役(Nintendo)
今朝は載っていた岩田聡の名前がもうそこにはない・・・。
・任天堂の岩田社長が死去、胆管腫瘍-スマホゲーム進出の矢先(Bloomberg)
Bloombergによると、数日前から体調を崩して入院して、11日(土)の4時47分に亡くなったみたい。
世界のすべての灯を消せ 真っ暗な夜をつくってくれ その無力で ただそれだけをしてくれないか
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) July 11, 2015
MOTHERの開発や糸井さんのサイトで何度も登場している糸井さんが7月11日 9時7分には
このようなTweetをしていますので、亡くなってから親しい人には連絡がいったのかなと思われます。
株主総会には議長として普通に対応していたと聞いていますので、結局それが公の場での姿となったのかな。
・岩田聡さんのコンテンツ。(ほぼ日刊イトイ新聞)
そんな糸井さんのページでは岩田さんとの対談等のコンテンツがまとめられています。
・7月13日の「今日のダーリン」(ほぼ日刊イトイ新聞)
毎日更新する部分を公開時間を早めて岩田さんに向けてのメッセージ。まずこれ見て泣いたよね。
また会えるならいいんだけど、まさか会えないなんてっていう状況はいくらでもあるんですよね。
会いたい人にはまた会おうじゃなくて会えるときに会っておかないとなと。
主にファミコンに出会ってから今までずっと何かしらゲームをやっているわけで、
任天堂がなければ今の自分はないなぁと思いますので。
そしておっさんになった今も「スプラトゥーン」(Nintendo:音出ます)というWii Uの傑作をやっているわけで。
私はニンテンドー64は持ってなかったけど(デパートではマリオカート64をめっちゃ遊んだ)、
その後の主要ハードはほぼ発売日に買っているんじゃないかな。ゲームキューブはスマブラと一緒だった気がするけど。
ゲーマーには反応が鈍いハードが続いたけど、
何かしら刺さるタイトルを出してくれるだろうという信頼感があって、買っていた気がしますね。
報道では最近の苦戦ばかり伝えられる感じだったけれど、DSやWiiの功績は忘れちゃいけないと思うし、
DSがなければここまでタッチパネル端末は広まったか?となるとどうだろうって感じだし、
結局ユーザはコントローラを望んだ感じはあったけど、Wiiも各社同じような端末やその発展形が出てきたり
任天堂の後追いをしているんですよね。
0→1ではないかもしれないけど限りない0から1を作り出す、作り続けるというのは大変だと思うけど
それを作り続けてきたんだなぁと思うのです。
最近はその反応がイマイチだけどPlay StationやXboxの真似をしてもスペック戦争になるだけだし
そこからONLY ONは生まれないよね。
昔の任天堂は作ってその後はCMは流していたりはしていた覚えはあるけど、
そこまで販促に力を入れなくても売れる時代だったので、
岩田さんになってからの 岩田さんなりのコンテンツ、
「社長が訊く」 「Nintendo Direct」(Nintendo)というユーザーやファンに ”直接” 届けることになって
ずいぶん任天堂も変わったなぁと思ったものです。これも発明だよね。
「社長が訊く」は岩田さんにとっても一石五鳥だったみたいですけども。
→ 任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」(4Gamer.net)
「社長が訊く」と「Nintendo Direct」で、前社長の山内さん(あまり知らないのですけども)からは
抜群に親しみやすい任天堂の社長が誕生したんじゃないかなと思っています。
それが今日の反響につながっているんじゃないかな。
製品数がそんなにないゲームソフトが主力だからできることだと思うけど。
「Nintendo Direct」はAppleが大好きだったからやってみようかなという気持ちもあったのかもしれない。
ライトユーザーや子供まで買ってもらってブームになることによって任天堂が恩恵を受ける感じではあるけれど、
最初の一歩はゲームファンやコアユーザーの推し・押しがやっぱり必要なわけで、
そういう意味で「社長が訊く」と「Nintendo Direct」がなかったらどうなっていたことか、考えたくもない。
・2012年6月28日 NEWS? (Air-be blog)
やはり岩田さんの話で欠かすことができないのが2012年の任天堂の株主総会。
まだお元気な頃で、6月は重要なマーベラスの株主総会があるので、
なかなか6月後半に平日2日休むっていうのはできないのですが、この時は行けて、
6時台の新幹線で京都に行くという行動力。(今考えてみればよく行ったなえらい)
しかも岩田さんに質問を”直接”して、”直接”回答をもらうっていうのは、もうないと考えると貴重な経験だったなと。
>気分はNintendo Direct Live。
なんて書いてたりしますし。経験上前に座った方が岩田さんが指名してくれるかなと思って2列目に座ったりね。
・2012年6月28日(木)第72期 定時株主総会 質疑応答(Nintendo)
この時点からさらにパッケージの販売は下がって、
結局現在もダウンロード版に特典というのは望むような形では実現してなくて、
今年中にリニューアルするClub Nintendoでは何かしらのシステムが実現してて、
「おい3年前に質問したアレ、遅くなっちゃったけど作っといたから」って報告を心待ちにしていたのにな。
後任の人事はどうなるの?となると、私は常務取締役の君島達己さんかなぁと思ってたりするのですが、
この方、Nintendo of Americaの会長CEOに就任していたりしましたし、
そこから日本に戻ってきてから昇進していたりするので・・・と思ったけど
年齢を考えるともし就任しても一時的で、そこから岩田さんみたいな人はいるのかどうかとなるとどうなんでしょう。
・代表取締役及び取締役の異動に関するお知らせ(任天堂:PDF H25/4/24)
・SBG:NOAの荒川実社長が辞任。後任は君島達己氏(ITmedia:2002/1/8)
そんなタイミングで、最終公演のPRESS STARTが8月8日に行われるのです・・・。
・PRESS START(ファミ通.com)
偶然にも、「MOTHER」もあり、「スーパーマリオ」もあり桜井さんもいるわけで、
これ号泣不可避な感じがします。絶対泣く。
任天堂岩田社長が逝去されました。私にとって前の会社からの上司であり、立場を変え、場所を変えても一番の理解者でいてくださいました。努力家で、人徳者で、いつもバランスがよいまとめと提案を素早く導き出していました。考えられる限り最高のリーダーだったと思います。ご冥福をお祈りします。
— 桜井 政博 (@Sora_Sakurai) July 13, 2015
NintendoのSNS、Miiverseでは岩田さんの追悼メッセージにあふれていて、
それがスプラトゥーンのゲーム内に反映されている形。まさかMiiverseがこんな形で活用されるなんて。
まだまだ書こうと思えば書けると思うけど、最後に一言。
当たり前のようにリスポーン地点にまたいわっち戻ってこないかなぁ。
楽しいゲームや驚きのハード、ゲームに関わる全てに・・・本当にありがとうございました。
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