平成23年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) 角川グループホールディングス(9477)
2010/08/05
・角川G第1四半期増収減益 出版堅調も映像苦戦(アニメ!アニメ!)
載せるの遅くなっちゃいました。
・平成23年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)(角川グループホールディングス:PDF)
・業績予想の修正に関するお知らせ(角川グループホールディングス:PDF)
平成22年1Q (実績:前年同期) | 平成23年1Q (実績:今回発表: 比較は前年同期) | 平成23年2Q (予想:今回修正: 比較は予想前) | 平成23年通期 (予想:今回修正: 比較は予想前) | |
売上高 | 305億9600万円 | 320億1800万円 (+4.6%) | 620億円 (+20億円) | 1360億円 (+0億円) |
営業利益 | 11億0100万円 | 8億1400万円 (△26.0%) | 18億円 (+5億円) | 57億円 (+5億円) |
経常利益 | 13億0900万円 | 10億6900万円 (△18.3%) | 20億円 (+5億円) | 60億円 (+5億円) |
四半期純利益 | 2億3100万円 | △24億7200万円 (赤字転落) | △18億円 (△15億円) | 20億円 (+0億円) |
△はマイナスや赤字を意味します。
画像Ver.
業績修正の理由
>第1四半期におきまして、出版事業においてメディアミックス作品やビジネス書等の重版出荷が
>前期より引き続き好調であったため、前回予想に対して
>売上高は2,000百万円、営業利益は500百万円、経常利益は500百万円、それぞれ増加する見込みであります。
>また、投資有価証券評価損2,267百万円を計上したことにより四半期純利益は1,500百万円減少する見込みであります。
任天堂がドルやユーロをたくさん保有しているように、角川はたくさんの企業の株式を保有しています。
日経平均がいまいちな感じですので、株式評価損が出てしまうという感じです。上場してない株式も多いと思いますが。
ただ、売上高・営業利益・経常利益は前回予想から上方修正しているので足元の業績は好調ということみたいです。
今期からセグメントが変わったみたいで、ゲームやDVDなども出版事業に入っているみたい?
DVD&Blu-rayは映像事業ではなくてパッケージとして出されたものは出版扱いになっているのかな?
なんかよくわからん。
各セグメントについて
<出版事業>
今期:売上高:222億4500万円、営業利益:17億5500万円
>書籍はコミック、ライトノベルがメディアミックス効果もあり、引き続き好調を持続しております。
>また、実用書、歴史書、児童書などの新たな事業領域からもヒット作を輩出しております。
>さらに角川書店刊、冲方丁著「天地明察」が第7回本屋大賞、
>エンターブレイン刊、ヤマザキマリ著「テルマエ・ロマエ」が日本マンガ大賞を受賞いたしました。
売上に貢献した作品一覧
(単行本)
「天地明察」冲方丁(角川書店)「たった1分で人生が変わる 片づけの習慣」(中経出版)
(文庫)
「つくもがみ貸します」畠中恵、「5年3組リョウタ組」石田衣良(角川書店)
(ライトノベル)
「デュラララ!!×8」成田良悟、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない6」伏見つかさ(アスキー・メディアワークス)「バカとテ
ストと召還獣」井上堅二、「文学少女」野村美月(エンターブレイン)「生徒会の八方」葵せきな(富士見書房)
(コミック)
「涼宮ハルヒの憂鬱11」ツガノガク、「新世紀エヴァンゲリオン 碇シンジ育成計画10」高橋脩(角川書店)
「とある科学の超電磁砲5」冬川基(アスキー・メディアワークス)
「テルマエ・ロマエ」ヤマザキマリ(エンターブレイン)
(DVD、Blu-ray)
「ストライクウィッチーズ Blu-rayBOX」「おまもりひまり」(角川書店)
(ゲーム)
「マリッジロワイヤル プリズムストーリー」(アスキー・メディアワークス)
「RPGツクールDS」(エンターブレイン)
<映像事業>
売上高:70億2500万円、営業利益△4億5400万円
>劇場映画は、邦画では「誘拐ラプソディ」(製作・配給:角川映画)や「いばらの王」「ヒーローショー」(配給:角川映画)を
>公開し、また、洋画では「ザ・ウォーカー」(配給:角川映画)を公開しております。
>DVD、Blu-ray商品では日本アカデミー賞最優秀作品賞の「沈まぬ太陽」を発売いたしました。
>また、長期人気シリーズとなった「CSI:マイアミ7」が引き続き売上に貢献しております。
>アニメ関連DVD、Blu-rayの販売も比較的好調に推移いたしましたが、
>一部公開映画の興収未達、6月のシネコン動員の不振などが影響し営業損失を計上するに至りました。
<クロスメディア事業>
売上高67億72百万円、営業損失2億34百万円
>情報誌では「週刊ザテレビジョン」(角川マーケティング)をはじめとするテレビ情報誌が
>引き続きライバル誌との差別化や独自の情報掲載に努めることで堅調な売上となりました。
>また創刊20周年を迎えた「東京ウォーカー」(角川マーケティング)が広告企画も連動したキャンペーンを実施。
>通巻700号の「レタスクラブ」(角川SSコミュニケーションズ)は特別付録の効果もあって完売となりました。
>また新書の「知らないと恥をかく世界の大問題」池上彰(角川SSコミュニケーションズ)が
>時機を得た企画とパブリシティー効果でベストセラーとなりました。
>インキュベーションユニットの中核会社として設立した角川コンテンツゲートは、
>グループのコンテンツを集約している電子書籍事業において前年同期比200%の成長となり、
>iPadアプリ、ソーシャルアプリなどの開発も積極的に展開しております。
>一方、広告事業は、雑誌、ネットとも依然苦戦を続けており、
>さらなる構造改革やカスタムマガジンの拡充に努めております。
<勝手なヒトコト>
・怒涛の取締役会週間も終了。先程第一四半期の決算発表も行われました。お陰様で角川書店も出版ドメイン各社も業績は好調でした。今後もご支援宜しくお願いします。(Twitter / 井上伸一郎)
角川グループホールディングス常務取締役が振り返るとこんな感じらしいので予想していたよりよかったということなのでしょう。
・収益源であるラノベでトラブルが続出しているので、この再発防止等が求められる感じでしょうか。
・あとは後半に出るハルヒ関連のアイテムに期待を寄せる感じかな?
・角川ゲームスもそろそろ軌道に乗ってくるかな?
・他社より積極的に進めている感じがする電子書籍事業は前年同期比200%の成長らしい。
・まだ事業規模としては大きくないと思いますが、この領域でも頑張ることができるでしょうか。
<関連記事>
・平成22年3月期 決算短信 角川グループホールディングス(9477)(Air-be blog)
<Amazon>
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