平成22年3月期 決算短信 任天堂(7974)
2010/05/13 Update
・株主・投資家向け情報:2010年3月期 決算説明会 質疑応答(Nintendo)
遅くなってしまいましたが、質疑応答へのリンクも。
2010/05/06 Update
・平成22年3月期 決算短信(Nintendo:PDF)
・任天堂株式会社 2010年3月期 決算説明会(2010年5月7日 開催) 参考資料(Nintendo:PDF)
・任天堂株式会社 2010年3月期(第70期) 決算説明会(Nintendo:動画:音出ます)
・2010年5月7日(金) 決算説明会 講演内容全文(Nintendo)
平成22年2Q (実績) | 平成22年通期 (予想) | 平成22年通期 (実績:今回発表 前期と比較) | 平成23年通期 (予想:今回発表 平成22年と比較) | |
売上高 | 5480億5800万円 | 1兆5000億円 | 1兆4343億6500万円 (△22.0%) | 1兆4000億円 (△2.4%) |
営業利益 | 1043億6000万円 | 3700億円 | 3565億6700万円 (△35.8%) | 3200億円 (△10.3%) |
経常利益 | 1106億1300万円 | 3700億円 | 3643億2400万円 (△18.8%) | 3200億円 (△12.2%) |
当期純利益 | 694億9200万円 | 2300億円 | 2286億3500万円 (△18.1%) | 2000億円 (△12.5%) |
去年10月に下方修正を行っている数字(Nintendo:PDF:2009/10/29)にも達せず。
最初の目標は売上高:1兆8000億円、営業利益:4900億円、経常利益:5000億円、当期純利益:3000億円でした。
(いやすごい数字なんですけどね・・・)
DS・Wiiの勢いが止まり6年ぶりの減収減益。23年3月期の予想も減収減益。
減収減益要因
・為替が円高に推移。(1ドル=92.85円(前期は1ドル=100.54円)、1ユーロ=131.15円(前期は1ユーロ=143.48円))
・前半に魅力的なWii向けのソフトウェアの発売が少なかった。(今でもじゃんとは言えない)
・Wii本体価格の値下げの実施。
平成22年の実績
☆DS(DS、DSi、DSi LL)
ハード計画:ハード実績:2711万台(前期:3118万台)、ハード累計:1億2889万台。
ソフト計画:ソフト実績:1億5159万本(前期1億9731万本)、ソフト累計:7億1850万本。
・ニンテンドーDSシリーズのハードウエアは年間1229万台となり米大陸での年間最高販売台数を更新したものの
欧州での販売が前期より現象したことによりDS全世界販売台数は2711万台にとどまる。累計は1億2889万台。
・ポケットモンスター ハートゴールド/ソウルシルバーは840万本。
・ゼルダの伝説 大地の汽笛は261万本。
・トモダチコレクションが長期的に人気を博し320万本の販売。(日本のみ)
・累計ミリオンセラータイトル(3rdパーティ含む)は91タイトルから114タイトルへ。
レイトンは自社ソフトではなくライセンス。
・平成22年3月期リリースされた主なソフト
・任天堂株式会社 2010年3月期 決算説明会(2010年5月7日 開催) 参考資料(Nintendo:PDF)
これの7ページ目。
☆Wii
ハード計画:ハード実績:2053万台(前期:2595万台)、ハード累計:7093万台。
ソフト計画:ソフト実績:1億9181万本(前期2億0458万本)、ソフト累計:5億4483万本。
・Wiiの世界販売台数は2053万台、累計販売台数は7093万台。
・ファミコンを抜き据え置きハードとしては最高の累計販売台数になった。
・Wii Sports Resortが全世界で1614万本。
・Wii Fit Plusが全世界で1265万本。
・New スーパーマリオブラザーズWiiが全世界で1470万本。
・累計ミリオンセラータイトル(3rdパーティ含む)は54タイトルから79タイトルへ。
DSの表と見方は同じ。
・平成22年3月期リリースされた主なソフト
・任天堂株式会社 2010年3月期 決算説明会(2010年5月7日 開催) 参考資料(Nintendo:PDF)
これの7ページ目。
その他
・トランプやかるた部門の売り上げは27億円。(売り上げ的には影響少ないですが今でも律儀に発表しています)
次期の見通し
☆DS
ハード計画予想:3000万台(前期2711万台)(3DS含まず)
ソフト計画予想:1億5000万本(前期1億5159万本)(3DS含まず)
・ニンテンドーDSiを含むニンテンドーDSシリーズ用ソフトも楽しめる互換機能を有した新型ゲーム機「ニンテンドー3DS(仮称)」を発売予定。
・ニンテンドーDS向けに世界で1億4000万本以上を販売した人気ソフト「ポケットモンスター」の最新作を発売予定。
・平成23年3月期リリースされる主なソフト&サードパーティ含む
・任天堂株式会社 2010年3月期 決算説明会(2010年5月7日 開催) 参考資料(Nintendo:PDF)
これの8&9ページ目。
☆Wii
ハード計画予想:1800万台(前期2053万台)
ソフト計画予想:1億6500万本(前期1億9181万本)
・メトロイドシリーズ最新作 METROID Other M、スーパーマリオギャラクシー2などの発売を予定。
・プレイヤーの生態情報を測定することができる周辺機器「Wiiバイタリティセンサー」を使用するソフトウェアを開発中。
・平成23年3月期リリースされる主なソフト&サードパーティ含む
・任天堂株式会社 2010年3月期 決算説明会(2010年5月7日 開催) 参考資料(Nintendo:PDF)
これの8&9ページ目。
為替
・想定レート1USドル=95円、1ユーロ=120円。(相変わらず甘甘な為替見込み・・・、ユーロなんてどうなるか・・・)
決算発表会資料より(2010年5月7日(金) 決算説明会 講演内容全文(Nintendo))
・JUST DANCE(UBIsoft)のソフトは初週1万本以下だったが、今では100万本を超えて売れている
→ソフトの価値は初週販売数だけでは判断できない
・スーパーマリオギャラクシー2について
・Wii Partyについて
(ちょっと手抜きでごめんよ)
<関連サイト>
・任天堂株が大幅続落、一時13%安-今期も減益・配当カット(Update3) (Bloomberg)
>今期のWii販売計画について、06年秋の発売から「4年目に1800万台というのはそれなりに高い目標」と強調。
>次の据え置き機を「今すぐ出さねばならないとは全く思っていない。Wiiでまだまだできることがある」と語った。
>3DSについては、6月に米国で開催される展示会の「E3」で「具体的な姿を見せる」まではコメントを避ける姿勢を強調。
>ただ、「子どもに限らず、何十人かに1人の大人も含め、立体映像が苦手な人がいる」ことから、
>3D機能を「いつでもオフにした状態で遊べるよう工夫する」方向
・任天堂は今期も連続減益。ゲーム機ハードの勢いが鈍化、無料ゲームの普及も影響か(東洋経済オンライン)
経済紙としては無料ゲームと任天堂のソフトの争いということにしたいみたい。
たしかに無料ゲームの敷居は低いし、課金もしやすいよなぁ。時間の取り合いっていうのも。
・Nintendoの今と未来の最大の敵はApple–どうやってApp Storeの利便性に勝つ?(TechCrunch)
AppleのiPhoneという敵も。3DSには通信機能がほしいところだけどなさそうかな・・・?
・任天堂、携帯無料ゲームと競合 純利益18%減(日本経済新聞)
敵がソニーとマイクロソフトだから彼らより余裕を持ってないと負けるんだよね。
・DIARY(マルガの湖畔)
任天堂決算分析。5/6~あたりから。
・【任天堂】岩田社長「業績低迷の理由は“人々がゲームに飽きるまでのスピードが速くなっている”から」(はちま起稿)
任天堂としては一般向けソフト重視なのは仕方ないね。
・Wiiがファミコン超え ニュー・スーパーマリオが最も売れたWiiソフトに(まんたんウェブ)
ファミコンの6191万台を抜いてWiiが7093万台で据え置きTOPにっていう記事。
・平成22年3月期 第2四半期決算短信 任天堂(7974)【2009/11/03 Update】(Air-be blog)
Q2時点の記事。
<Amazon>
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ずっと売れているけれど新しい弾がなくね?
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